実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


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【第334回】DVD第2巻:Act. 8の巻(その10)


この冬、講談社から小説(ライトノベル)として刊行される予定の『おジャ魔女どれみ16(シックスティーン)』。シリーズ化も考えているらしい。最初に観たときは冗談かと思った。どれみも16歳か…って、おまえ魔女への道を捨てて、人間として生きていくんじゃなかったのかい?
でも栗山緑こと山田隆司が自ら筆を執るとのことで、ちょっと読んでみたいかも。

1. Kiss Kiss Fall in Love



さてテレビの世界はそろそろ番組改編期。次シーズンの目玉は、何と言っても北川さんの新ドラマです。今度もジャンルは『LADY』と同じ刑事もの、しかし雰囲気はがらりと変わって明るいコメディ調だそうです。つまりコメディ刑事ドラマの『デカワンコ』からシリアス刑事の『ジウ 警視庁特殊犯捜査係』に展開した多部未華子さんの真逆を行くということです。楽しみですね。
今シーズンのドラマで私がそれなりにきちんと観たのは、日本版の『美男ですね』(TBS系、金曜午後10時)と実写版の『桜蘭高校ホスト部』(TBS系、金曜深夜0時20分/名古屋では深夜1時30分)とリメイク版の『花ざかりの君たちへ』(フジ系、日曜午後9時)でした。どれも「イケメン軍団のなかに男装の少女が一人」という似たり寄ったりの設定で、娘の趣味でそういうことになっちゃったんだけど、どれもけっこう面白かった。
『花ざかりの君たちへ』なんて、視聴率の件ではチマタでごちゃごちゃ言われているけれど、脚本がしっかり「少女漫画のテレビドラマ化」になっているところは2007年版より偉いと思う。quonさんのおっしゃるとおりですね。

このドラマの良いところはこのドラマが表向き、あくまで“子供向けの下らないはなし"という体裁を崩してないところだと思う。子供向けの、絵空事のリアリティだから許されるはなしだという体裁をとった上で、子供に伝えたいメッセージを、ちゃんと大人の節度でもって伝えようとしていると思えることね。
  (「PARALLEL LINE」2010年8月14日レビュー)



でも私が今シーズンいちばん楽しんでいるのは実写版『桜蘭高校ホスト部』である。娘が山本サソード裕典のファンで、キャアキャア騒ぎながら録画を観るのにつきあってるんだが、これは本当に面白い。キャストは、最初はこれでいいのかなと不安だったが、回を重ねてどんどん印象がよくなってきたし、台本も、オリジナルな脚色は少しもなくて「そのままじゃん」と思っていたのが、だんだん「原作に忠実っていいなあ」と快感になってきたし、ナレーターはアニメ版で主役を演じた坂本真綾様だし、双子イケメンはやっぱり高木万平と心平だし、1話30分というドラマの長さ(短さ)も、原作1話分をストレートに実写化するにはぴったりの尺である。
そのあたりが評価されたのか、後半へ来て視聴率もじわじわ上がりつつはある。いや上がったと言っても「前回3%ジャストだったのが今回なんと3.4%にアップ!」とか、ほとんど実写版セーラームーン並みの話だが。まあこれは仕方がない。金曜日の深夜って『サラリーマン金太郎』や『特命係長 只野仁』が2ケタを獲る時間帯である。こんな少女マンガ丸出しのドラマは受けないよ。
なおエンディング主題歌はアニメ版のテーマソング「桜キッス」(歌:河辺千恵子)のカバー。というのは大嘘で、miwaの「FRiDAY-MA-MAGiC」。これも仕方がない、っていうか当然である。うちの娘はYUIとか、このmiwaって娘のCDをよく聴いている。いい曲です。
 そういえば越智千恵子ブログ本『simple』(主婦の友社、2011年8月刊、1470円)が発売されて、サイン&握手会があったようだ。このあいだお会いしたStreamKatoさんとこっちよ!さんに「千恵子さんの握手会がありますね」と言ったけど、二人ともまったく関心を示さなかった。しようがないなあ。まあ私も行ってないんだけど。
それにしてもすごいんだよこの本。赤ちゃんを産んでからの子育て日記という体裁にはなっているのだが、文章よりも写真ばかりで、しかも「この抱っこ紐は便利」「このバッグはこういうところが新米ママに配慮されている」「子供を連れて出かけるとき必携のアイテムはこれ」みたいな商品紹介ばかり。どこからどうみてもTVショッピングの書籍版というか、ハッキリ言えばただの通販カタログである。



そもそも現在の越智千恵子ブログが、商品紹介と発売元へのリンクだらけなのだから、それを書籍化したら、まあこういうことになるわなぁ。もっとも本には「どれも千恵子さんの私物を写したものばかりなので、メーカーへのお問い合わせなどはご遠慮ください」という意味のことが書いてある。問い合わせ先が載っていない通販カタログ(税込み1470円)って……。

2. 田崎メソッド


さてAct.8のCパート、まことがホテルの部屋の前でSP(みたいな付き人)を投げ飛ばし、出てきた倉田さん(台本のキャスト一覧によるとフルネームは倉田真美さん)と押し問答していたら、中から「倉田さん、いいの、私の友達だから」という声が。それに意を強くして、倉田さんを押しのけるように部屋に入っていくまこと。すると部屋の中央には、上品なドレスで着飾ったレイがいる。
実写版のレイは、基本が巫女さん姿、ときどき制服で、私服の詳しいルールは知らないが「スカートはNG」「イメージカラーの紫を服装のどこかに必ず入れる」っていうのが基本原則だろう。今回はそれを外したわけだ。


Act.4
Act.5
Act.6
Act.7
そして今回、Act.8


そうか、いちおう紫は入ってるんですね今回も。


ここから先は、実際の作品では「ナコナココンテスト会場のうさぎ」「ホテルの一室に軟禁状態のレイとまこと」「ゾイサイトの力を借りてセーラームーンの元へ飛ぼうとしているジェダイト」の小刻みな三元中継で、めまぐるしく場面転換しながら同時進行的に話を進めていますが、このレビューではそのへんをパートごとに整理しています。ナコナココンテスト会場の話は前回にまとめちゃったので、今回はホテル編。
レイの「二人だけにして」という言葉に躊躇する倉田さんだが(フルネームは倉田真美さん…ってしつこいですね)まあお嬢様のワガママじゃしょうがないわという感じで、さじを投げて出て行く「もうすぐお父様がお着きになるから、手短にね」。
ごく初期段階でのレイとまことの共演というハンデに加えて、倉田さん役の宮下今日子さんも、まだセリフ回しが固いこともあって、ここまでは今観てもハラハラドキドキする。でもここから先は、田崎演出の力もあって、落ち着いて観られるようになる。いいシーンですね。
そうだ、このあいだStreamKatoさんから教えていただいた『ハイパーホビー』2011年10月号の記事をここでみなさんにも読んでいただこう。今度の20周年記念DVDボックスの紹介(『美少女戦士セーラームーン Super Special DVD-BOX』2011年9月22日バンダイビジュアルよりリリース、DVD14枚組、定価31,500円)。表現はさておき、内容はとっても正しい、すばらしい記事ですね。


 


「個人的にお薦めはセーラージュピター。演じる安座間美優さんは、現在はカリスマモデルだが当時芝居は滅茶下手、その大根ップリが木野まことというキャラに朴訥さと純真さを与えていて、はまり役。セーラー戦士が基地代わりに使用しているカラオケ店の元基君との不器用な恋愛模様も秀逸。さらにマーズことレイちゃんはハリウッドデビューも果たした北川景子さん。これがまたハマリ役。いや、全員ハマリ役でしょう。そうなのだ、奇跡のような番組だったのだ。馴れ合いの青春ドラマを凌駕することができるのが特撮ドラマだ、と以前にも本誌に書いたことがあるがその気持ちは今も変わっていない」


誰が書いたんだろう。記事のページの左上隅に「Text by Masayuki Suzuki」とあるけれど、スズキマサユキさんで検索しても、ラッツ&スターの人か、フジテレビの演出家の人しか出てこなかったです。
ともあれ、その「ハマリ役」二人の会話を観てみましょうか。


まこと「お父さん……?」


  


レ イ「そう。政治家で忙しいから、月に一度、食事する事になってるの」


  


まこと「何だ……。言っとくけどプライベート覗きに来たんじゃないよ。たまたま見かけて、その、誘拐かって……」


  


レ イ「それで…助けに来てくれたわけ?」


  


まこと「バカすぎた……」


  


   レイの表情がちょっと緩むが、
レ イ「当たってるわよ。こんな所来たくなかったんだから」
まこと「……」


  


二人の視線が結んで開いて、友情と微妙な距離感を表現する。田崎監督の演出・指導の賜物でありましょう、という話をしたかったのですが、ダラダラ書いているうちに、日曜ももう昼である。本編が短すぎるんだけど、今日はこれまで。


おまけ



名古屋コレクションは10月1日(土)愛知県体育館にて
えっ私ですか? 私はえ〜っと……