実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


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【第330回】DVD第2巻:Act. 8の巻(その8)



お盆ですね。画像は名古屋の覚王山日泰寺山門通りにある墓石屋の店先です。セーラームーンの墓石があったら、自分が死んだときのために予約しておこうと立ち寄ったんだけど、なかったです。
考えてみれば、先祖代々の墓石を破棄してセーラームーンの墓石にするわけにもいかないか。



うちの娘は、夏休みなのに毎日、制服姿で学校に通っています。部活のようです。ともかく、なんか「暑い、暑い」って、はしたないことをするので注意するんですけどね。



でもこの画像はうちの娘じゃなくて、河辺千恵子さんです。『もうひとりいる』というホラー映画からのキャプチャです。いや映画じゃなくてVシネなのかな。まあどうでもいいや。


全体的に投げやりなイントロですみません。暑くて。

1. 本当は怖くない彼女の話


話は変わりますが『日刊サイゾー』に

「高岡蒼甫だけじゃない!」大手芸能プロ・スターダストが抱える数々の“爆弾”


という芸能記事が出たの、みなさんご覧になりましたでしょうか。ご存じない方のために、かいつまんで紹介します。


 自身のTwitterでフジテレビを批判して物議を醸していた俳優の高岡蒼甫が7月28日、所属していた大手芸能プロ「スターダストプロモーション」を退社したことをTwitterで発表した。
「H社長は稼いでさえいればプライベートにはある程度寛容だが、今回の件はよほど腹に据えかねたのだろう」(スポーツ紙デスク)


 うまい具合に高岡を"やっかい払い"した同事務所。今後のフジとの関係修復を図りたいところだが、高岡のようにいつ爆発するか分からない"爆弾"を多数抱えているという。


 「実力派の役者陣をそろえ、映画事業への出資や積極的な音楽事業の展開で急成長し、今や200組以上を抱える大所帯となっただけにタレントの管理が大変。それだけに、H社長はある程度"放任主義"だったのだが......」(芸能プロ幹部)


そうしているうちに、沢尻や高岡のような"問題児"が出てきた。「もともとH社長は『ヤンキーは芸能界で成功する』という持論を持っていて、いま同事務所の主力組は過去にかなり"やんちゃ"だったタレントが多い」(同幹部)


スターダストの社長が「ヤンキーは芸能界で成功する」という哲学をお持ちだとは存じませんでしたよ。


「ヤンキー好きの社長に見いだされた、何をやり出すか分からない、スターダストの爆弾タレント」と、こう来ればアナタ、我々の脳裏に浮かぶのはあの人しかいないよね。ビールのCMで、主観映像の男の股間に頭をのせて艶然とほほえみ、社会的問題になった人だ。



ところがあにはからんや、この人ではないんだって。

そんな"爆弾"の1人が柴咲コウだというのだ。「柴咲がTwitterをやっていることはあまり知られていない。そのため、フォロワーは約3万6,000人と超有名人にしては少ないが、よくよく書き込みをみると反原発を全面的に打ち出している」


なんだ。『LADY』の主題歌(私はまあまあ好きだが、M14さんは酷評)を歌っていた人じゃないか。ほかには、どんな「爆弾」の名前が挙げられているんだろう。

 また、同事務所の所属で二児のママである山口もえは、夫でIT起業家の尾関茂雄氏が今年6月に無許可でキャバクラを営業していたとして風俗営業法違反容疑で警視庁に逮捕された。結局処分保留で釈放されたものの、「尾関氏が絡んでいるとされる横領事件が公判中。被告が公判で尾関氏の名前を出しているので、今後の展開次第では離婚が避けられない」(週刊誌記者)。


 さらに、最近すっかりテレビから遠ざかった俳優の市原隼人は、「一時期、常にありえないハイテンションである疑惑が浮上。テレビで使いづらくなったようだ」(同記者)という。


 若手女性タレントも今後、スキャンダルが噴出する可能性が高いようで「藤井リナは市川海老蔵暴行事件の当日に同じ飲食店に居合わせ、海老蔵に暴行を加えたグループとの接点が浮上。売り出し中の大政絢は一時期、ドラマで共演したKAT-TUNの亀梨和也との交際説が浮上。NHKの朝ドラのヒロインで清純派で売っていた本仮屋ユイカは先日、写真誌で泥酔してイケメンとトイレに入る姿を報じられた」(女性誌記者)



 同事務所の対マスコミ戦略は「広報担当のS氏はサンスポ・スポーツ報知とべったりだが、後はことごとくダメ」(同記者)というだけに、"敵"だらけ。今後も、どんどんきわどいスキャンダルが出てきそうだ。


以上……ってあれ、北川さんはリストに入っていないの?
そうか、マスコミへの撒き餌としてスキャンダルを流されたりしても、もともとがきちんとした子だから、こういう、ホントにヤバいタレントのリストみたいなところには名前が挙がってこないんだね。



ま、そんなこと我々は知ってたけどね。
つまんない話で済みません。本題いきましょう。


2. 窓際の美少女

晴れて宿題をやり(直し)遂げた翌朝、うさぎは、なるたちと合流して「ナコナコなりきりコンテスト」の準備に余念がない。それを教室の入り口付近から見守っている二人。台本だとシーン18。

   うさぎがなる達とナコナコの振りを練習している。
  
   入り口から見ているまことと亜美。
まこと「へぇ、うさぎ、ちゃんとやったんだ……」
亜 美「うん。コンテストもすごい張り切ってる」
  
亜 美「私行けないけど、まこちゃん応援行くでしょ?」
まこと「ああ、うん……」
   まことがポケットの絵馬を触る。


 今回のエピソードは、まこととレイがメインだから、亜美についての描写は控えめだ。まあ、亜美は最初から控えめではあるが、でも台本の全文(ここ)を読むと、ちょっとだけ印象が違って見える。台本には前日にも教室のシーン(シーン6「ベランダ」)があるからだ。これは本編ではカットされてしまったが、DVD第2巻の特典映像(対談「セーラームーンにお仕置きよ」)で観ることができる。それを補完して再構成すると、このAct.8でも、シーン6とシーン18が対をなして、亜美の感情の流れをほのかに描き出していることが分かる。

   うさぎと亜美が並んでいる。
  
うさぎ「昨日は参ったな〜。あんな事頼まなきゃ良かった。まこちゃんとレイちゃん、あんまり相性良くないのかな」
亜 美「ん……何て言うか……、距離感が違うだけなんじゃないかな。仲間に対して」
  
   うさぎがあくびをする。
  
亜 美「宿題の問題集、進んだ?」
うさぎ「頑張ってる。絶対ナコナコ欲しいもん。美奈子と握手できるかもしれないし!」
  
   教室の中では、なる、香奈美、桃子が、ナコナコのポーズをして「くぴっ」とか言っている。
  
うさぎ「なるちゃん達もライバルか〜。頑張らなきゃ!」
  


まあ確かに尺の都合でAct.8のどこかを切らなければならないとすれば、やっぱりここだろうな、という些細な場面ではある。けれども、さっきも書いたとおり、このベランダのシーン6と、翌日の廊下のシーン18とを重ねることで、(1)いつもは休み時間に、なる、香奈美、桃子とワイワイにぎやかにしているはずのうさぎが、この時ばかりはベランダの亜美と一緒にいて、(2)亜美はそのことが密かに嬉しくてしょうがない。(3)でも翌日には、うさぎは宿題を終えて、いつものグループに復帰、(4)「よかったね」とか思いながら、うさぎちゃんをほんの束の間しか独占できなかったことで、一抹の寂しさが残る亜美、という感情の流れが見えますね。
台本はこのようなかたちで、亜美の問題はAct.5ですべて解決したわけではなくて、まだ色々くすぶるものがあることを暗示して、Act.16への伏線としている。
そもそも学校の教室で(厳密にはベランダだが)うさぎと亜美がふつうのクラスメートみたいに(クラスメートなんだけど)会話する、という場面自体、シリーズ全体を通じてほとんど出てこないわけだし、そういう意味では貴重なツーショットである。Act.8のお話の流れからすれば、確かに無くてもどうってことはないんだが、このシーンが本編に入らなかったのは、やはりちょっと残念ですね。

3. 最も危険なダッシュまこと


このあと、ゾイサイトとジェダイトのシーンがあるんだが、それは、順不同になるけど前回やりました。で、火川神社。うさぎもしっかり宿題を自力でやったんだから、私もレイと仲直りして、うさぎの気持ちに応えなくちゃいけない、と火川神社へ向かう、侠気のあるまこと。

でも結局、レイの挑発的なものの言い方についカッとなってケンカ別れ、というパターンを繰り返す気がして、あまり足取りは軽くない。
と、怪しい人影がレイを取り巻いているではないか。

   まこと、前方に高級車が止まっているのに気づく。
  
   秘書の倉田真美と二人の男と言い争っているらしいレイも見える。
  
まこと「?」
   レイは倉田に腕をつかまれるが、それを振りほどいて、車に乗る。
  
まこと「え……。まさか誘拐……?」
  


このシーン、台本はまことの「え……。まさか誘拐……?」というセリフで終わっている。で、直後のシーンでは、レイはもうホテルに移動していて、まことも後をつけてきている。つまりまことがどうやってレイの車を追跡したのか、はっきり指定しないで曖昧にボカしているのだ。でも田崎監督は豪快に、このシーンの最後に、車を追いかけて走り出すまことのカットを入れる。ここでAパート終了。


で、CMあけには車がホテルに到着して、まことも姿を現すのだから、まるで、まことがCMの間中、全力疾走で車を追いかけていたような錯覚をおぼえる。おぼえませんか皆さん。ともかく、たいした脚力である。
「そんなのありかよ」と思われる方もいるのかな。私はアリですね。車を追いかけて東京中を疾走するなんて、松田優作の映画みたいでカッコ良いじゃないですか。


ということで、だらだら書いているうちにAパート終了。今回はこれまで。次回は北川さんのバースデイ特集ってことで。




おまけ

Act.14より マーキュリー変身シーン
まこともこんなふうに変身して車を追ったかは不明(コメント欄参照)