神戸みゆきさんは2008年6月18日に24歳で散った。実写版セーラームーン原理主義のこのブログではあるが、彼女への追悼だけは毎年欠かすまい。そう決意したのに、昨年2010年はうっかりスルーしてしまった。私のバカバカバカ。
今年は三回忌。次週、ラストドラクルのレビューを書こうと、久しぶりに鑑賞してはみたものの、これを、ご覧になったことの無い方々に分かりやすく紹介するのは、やっぱり難しいやと諦めた。そのうちに書くからね。
まあとにかく、次週は冒頭で黙祷を捧げる。みなさんこのブログには喪服を着用のうえご参集ください。
すまんつい千恵子さんまで一緒に。
さてここのところ更新が遅れがちで、なんとか日曜日にアップ、みたいな状況が続いて恐縮である。しかも今週も本日、6月11日土曜日に舞台『KEEP OUT！〜勝手にアジトにしないで下さい〜』（出演：沢井美優）が名古屋に来る。それを観に行くと、StreamKatoさんがまた大量のお土産をドーンとくださるそうで、それをいただくと私は肩を脱臼するか腕が折れるか、そのどちからもしくは両方で、今週のブログはもう無理だな。
というわけで今回はその前に手短かにまとめさせていただきます。まあ概して短文だと「携帯で読みやすい」と好評なので、それはそれでいいか。
なおプリンセスの名古屋公演は土曜と日曜。万丈さんは日曜日だけ名古屋にやって来るらしいので、今回はお会いできなくて残念です。
さてそんなこんなで、今回のネタはこれ一本。注目の先週末の映画の興行成績だ。
| 2011年6月第1週 映画興行成績ベスト5（1,000以下の単位は切り捨て） | ||||
| No. | タイトル | 週 | 累積動員 | 累積興収 |
| 1 | 『カリブのパイレーツだっちゅーの』 | 3週 | 330万2,000人 | 50億3,317万円 |
| 2 | 『里香をさがせ！パラダイス・キス』 | 1週 | 15万5,000人 | 2億415万1,000円 |
| 3 | 『もし高校野球のＡＫＢがどうとか』 | 1週 | 14万2,000人 | 1億8,073万5,000円 |
| 4 | 『ぽんた夫妻をさがせ！トヨトミ姫』 | 2週 | 60万6,000人 | 7億5,410万9,000円 |
| 5 | 『ナタリー・ポートマンの白鳥の湖』 | 4週 | 140万6,000人 | 17億3,388万7,000円 |
補足しておくと、これは興行収入（売上金額）に基づくランキングであって、動員数（観た人の数）ベースで言えば『トヨトミ』が3位でAKBが4位となるという。笑っちゃうよね。ふつうなら、たくさん客が来ればそのぶんお金も沢山入っているはずだから、興収と動員とは正比例する。でも『プリンセス・トヨトミ』の場合、観客動員のメインは大阪だ。大阪の客は、どうにかしてチケットを安く手に入れるので、結局、観客動員は3位なのに、売り上げで4位という珍現象が生じた。そういうことだと思うんだけど、どうかな。
まあ、すでに『プリンセス・トヨトミ』は、トータル15億円は堅いな、という流れに入っている。ヒットおめでとう。AKBはこんなもんだろう。私が予想したよりはヒットしている。
問題は『パラダイス・キス』。全国303のスクリーンで公開され、初日2日間で15万5,746人を動員、興行収入は2億415万1,700円だという。これはどういう意味か。昨年公開の作品で言うと、このあたりが近い数字を出している。
『ゴールデンスランバー』（2010年1月公開）
初日2日で2億円を記録、最終成績は11億5千万円。
『インシテミル』（2010年10月公開）
初日2日で2億円を記録、最終成績は12億2千万円。
ということはですね、おそらく『パラダイス・キス』は、トータル10億円は行くのではないか。
これはもう、すごいことです。
北川さんは今のところ、自分を「映画女優」として位置づけている。しかしこれは表現者としてのアイデンティティの問題であって、主たる収入の話ではない。「私は映画女優です」と言ったって、映画で食っていけてるわけではないのだ。
そもそも北川さんがヒロイン、もしくはメインキャストの映画って、どれくらい稼げているのか。『チェリーパイ』（2006年10月公開）のように、映画としてマイナーすぎて、ネットを探してもデータが見あたらないものとか、『Dear Friends』（2007年3月公開）のように、シャレにならないほど無惨で、事務所が興行成績をひた隠しにしていると思われる例もあって、すべてを詳細に示すことはできないが、ざっとこんなものである。
『ハンサム☆スーツ』（2008年11月公開）8億6千万円
『真夏のオリオン』（2009年6月公開）5億7千万円
『花のあと』（2010年3月公開）3億円
『瞬 またたき』（2010年6月公開）2億円
『死刑台のエレベーター』（2010年10月公開）1億円
もちろん『花のあと』や『死刑台のエレベーター』は公開時のスクリーン数が100以下と小規模上映であったし、それを考えれば『花のあと』なんて大健闘と言ってもいいいのだが、とにかく私が言いたいのはこういうことだ。
このまま行けば『パラダイス・キス』は北川景子主演映画としては初めて興行成績10億円を突破する。
このまま行くかな。
「行くよ〜」「行け〜」
そして願わくばデカワンコに対してリターン・マッチを果たして欲しい。昨年はこんな感じで惨敗だったのだ。
『瞬 またたき』（2010年6月公開）主演：北川景子、岡田将生
初日2日で興収4千万円、最終成績は2億円。
『君に届け』（2010年9月公開）主演：多部未華子、三浦春馬
初日2日で興収2億3千万円、最終成績は15億3千万円。
正直言って15億円は、現状では厳しいラインである。しかしギリギリ現実的な範囲でもある。少なくとも北川ファンが全員、各5回ずつ劇場に足を運べば達成できる数字だと思う。小松組のStreamKatoさんでさえ、前売り券を5枚も持っておられるという。全国の北川ファンは後に続け！そしてパラダイスへ行け！
じゃ、今夜は大雨のなか芝居に行ってきます。
