実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


最新記事〕 〔過去記事〕 〔サイト説明〕 〔管理人

【第290回】安座間美優降誕24周年記念 はるかなる木星への巻(その1)


平成の若き文豪、齋藤智裕先生の処女作『KAGEROU』が、予約の時点で40万部に達し、それだけで村上春樹の『1Q84 BOOK3』の初動実売記録を越えてしまったという。ポプラ社はさらに25万部を増刷、売れに売れている。すごいね。こうなると一般的な文芸書と比較しても仕方がない。タレント本という観点から見ても、今いちばん売れている酒井法子の自伝『贖罪』だって現在2万部だか3万部で、比較にならない。後はもう200万部を突破した岩崎夏海『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』や、数年前にやはり200万部を上回った田村裕『ホームレス中学生』をライバルと思ってがんばってください。
私はこの本の成功のひとつに、水嶋ヒロのルックスがあると思う。「バーカみんなそう思っているよ」と突っ込まれそうだが、やっぱりほら、芥川龍之介とか太宰治がいまだに人気がある理由(のひとつ)はあのルックスにあると、みなさんも思いますよね。それに較べると梶井基次郎はルックスで損をしてるなあ、とかね。そういう意味で、齋藤智裕先生のお顔だちは、最近のイケメン俳優のなかでは、かなり文士向きだと思う。本人の意思による小説家への転向も、そのへんの自己認識を踏まえた上でのことだとしたら、なかなかのものである。

それから、今回の『KAGEROU』は、「35ブックス」という「責任販売制」が取られていて、売り上げの35%が書店の収入となるシステムなのだ。通常は売り上げの22%が書店の取り分なので、ベストセラー本に関して言えば、これはかなりの収入増だ。その代わり、残った本は通常のようにタダで版元に返品できない。売れ残り1冊の返本につき、書店は定価の65%を負担しなければいけない。だから「責任販売制」。
なので書店としては、返本を残さず売り切ることが大事だ。そこで、話題性のある今のうちに売り尽くしちゃおうと、現在各書店とも必死である。そういう書店のみなさんの努力が、現在の爆発的売れ行きに結びついている、というふうに考えても良いであろう。
そういえば発売と同時に120万部を売った『ハリー・ポッターと死の秘宝』も、同じような買い切り制度で、返本するために書店は実費を払わなければならなかったはずだ。と考えると、やっぱりそういうギミックいっさい抜きに、小説としての期待値だけで初動40万部近くを売った村上春樹の『1Q84 BOOK3』っていうのはやはりすごいよな。
で、さっそく(でもないか)私『KAGEROU』の内容を(買わずに)確認しようと思い、書店に向かったのである。ところが立ち読みできない。がっちり封印されている。あの「BUBKA」だって青いシールで2箇所だけ止められているだけなのに、なんとこれ本格ビニール本なのである。ちなみにのりピーの『贖罪』も同じ仕様であった。一見ただの立ち読み防止に見えるが、実は「著者近影」とかいって凄い写真が載っていたりして(どんなんだよ)。


例によって話が迷走して本題に入りそびれたが、どういうふうに本題に入るつもりだったんだっけ。村上春樹だ。村上春樹のデビュー作『風の歌を聴け』から『羊をめぐる冒険』までの初期三部作の主人公「僕」は12月24日が誕生日である。

「誕生日は一九四八年の十二月二十四日、クリスマス・イブだよ。クリスマス・イブって、あまり良い誕生日じゃない、。だって誕生日とクリスマスのプレゼントが一緒になっちゃうからね。みんな安く済ませようとするんだ」(『羊をめぐる冒険』1982年、講談社)

ここから安座間さんの誕生日に話がつながる予定だったんだ。安座間美優さんは12月26日生まれで、これもクリスマスとごっちゃにされそうで、あんまり良くない日付なのかな、と思っていた。ところがですね、StreamKatoさんがこんなニュースを紹介してくださった。

押切もえ、安座間美優、蛯原友里、山田優らが集結!ゴージャスパーティー風景を公開

「AneCan」モデルの押切もえと「CanCam」モデルの安座間美優の合同誕生日会&忘年会が21日、開催されたことがわかった。
このパーティーには、山田優、蛯原友里、高垣麗子、葛岡碧、舞川あいくをはじめ、豪華メンバーが出席。モデルたちのブログでは、約170人が参加したゴージャスなパーティー風景が公開されている。
押切もえはブログにて、「これからも、みなさんのあたたかい応援にしっかり応えていけるよう、しっかり頑張っていきます!!」抱負を語っている。(モデルプレス、2010年12月24日付)

安座間美優の誕生日パーティーがニュースになっちゃったのである。これはもう、クリスマスと押切もえさんの誕生日(12月29日)が近接していて、というドサクサ効果がなければとうていあり得ない話で、役得というか、いやぁ安座間さんの誕生日が26日で本当によかった。とてもいい誕生日です。

 

さて、というわけで、前回のコメント欄で誕生日スペシャル企画のアイデアを募集していたら、M14さんから「以前にもありましたが、顔の変遷」というお題を戴いた。StreamKatoさんからも色々と書きこみをいただいたんだけど、安座間さんのスペシャルなんだかジョッキ生のスペシャルなんだか、ちょっと分からない部分もあるし、そのあたりのネタはご本人が某ML画像板でやっていらっしゃるので、そちらをお楽しみ下さい。オツカレちゃ〜ん。

 

てことで顔の変遷だ。これ、大家さんのご指摘があったように、私は以前にちょっとだけやっているんだけど(【第253回】参照)、その時は変身後のアップのみを並べた企画だった。今回は初登場のAct.6から、変身前と変身後の顔のアップを中心に、ジュピターの変遷を画像で追ってみようと思う。

  
↑Act.6
  
↑Act.7
  
↑Act.8
  
↑Act.9
  
↑Act.10
  
↑Act.11
Act.12は、まことは出るがジュピターの出番はなくて「やれやれ…」
↑Act.13もほとんど出番はない。
  
↑Act.14
↑Act.15も変身シーンはなし。
  
↑Act.16
↑Act.17、変身せず。
  
↑Act.18

ひとまずこのくらいにしておこう。なぜかというと、今回、安座間美優のビジュアルだけに焦点を絞ってビデオを振り返っていて、このAct.18で作業の手が止まってしまった。このエピソードにおける安座間美優のビジュアルの豊富さは、前半では随一ではないのかな。
たとえば、地場衛への思いを打ち明けるうさぎを見守る場面でのスツールでのポーズ。

これなんか、安座間さんはめったにやらないタイプのポーズだと思う。
元基から「陽菜が衛の婚約者」と聞かされポカンとするまこと。
敵を見つけ出し、すかさずフラワーハリケーン!
でもやられちゃって倒れる。セクシーポーズですね。
ハンチングもしっかりかぶっています。

ねっ。「木野まこと祭り」って感じでしょ。
物語としては、Act.17とAct.18は「陽菜の存在を知って揺れ動くうさぎの恋心」がテーマで、まことはそういううさぎを(恋愛問題はちょっと専門外の亜美に代わって)フォローする、完全なサブキャラクターである。実際、Act.17では映るショットがやたらと少ない。ところが、Act.18では逆に、いま見たように色々ファッションを入れ替えて出てくるあたりが、ちょっと面白いですね。
えーとそういうわけで、今回は、これから出かけなきゃなんないところもあるので、このくらいで一区切りとする。

 

で、この年末年始は引き続き「木野まこと/セーラージュピターの顔の変遷」というテーマでFinal Act.までを追いかけていこうと思いますんで、一つよろしく。

 

では改めまして
安座間美優さん、無事に24歳になられましたこと、心よりお慶び申し上げます。