実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


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【第234回】DVD第2巻:Act. 6の巻(番外)メイクアップで一休みの巻


久しぶりに映画の興行成績の話。沢井美優さんを(ちょっとだけ)スクリーンで観られる作品『仮面ライダー W&ディケイドMOVIE大戦2010』は、先週土曜日公開で、オープニング2日の興行成績が4億5千万円をマークした。
と言われても意味がよく分からん、という人のためにちょっと解説しておくと、好調だった小林靖子脚本の『仮面ライダー電王 俺、誕生!』(2007年)の場合、オープニング2日の成績は2億4千万円、トータルは13億8千万円だった。そして今年の夏の『仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』(2009年)は、封切り2日で4億8千万円、トータル20億円近くをたたき出し、ライダー史上最大のヒット作となった(あんな台本なのに…)。つまり今回も、20億円の大台はちょっと難しいにせよ、15億円はもう確実という、仮面ライダー映画としてはトップクラスの成績ということです。ヒットです。おめでとうございます。
これ、普通だったらネットのエンタメ系ニュースに「ライダー劇場版、大ヒット!」のヘッドラインが出てもいいくらいの数字なのだが、実はみなさんもご存じの通り、いま全国の映画館はそれどころではない。同じ日に公開された『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』が、とんでもない大騒ぎになっている。
アニメの『ワンピース』劇場版は、2000年の第1作から2002年の第3作まで、春の東映アニメフェアの一本としてデジモンと抱き合わせで公開されて、2作目の『ねじまき島の冒険』は30億円の大ヒットを記録した。でも2003年に単独公開となってからは、少し数字を落としてきて、ここ数年は10億円弱あたりのところでずっと続いていた。
それがなんと、今度の新作は初日2日でいきなり10億3千8百万円を叩き出したのである。これは昨年の『崖の上のポニョ』の初日2日成績(10億3千万円)をわずかに上回っている。ちなみに『ポニョ』のこの数字は、全国481スクリーンで公開された結果だが、今回の『ワンピース』は、その半分以下、181館でしか公開されていない。だからどの劇場も現在、のきなみパンク状態である。私は先の週末、息子と『大怪獣バトル』を観に、ささしまライブの109シネマズ名古屋に行ったんだが(仮面ライダーはお正月にね)、『ワンピース』は、日曜日朝9時の段階で月曜日(平日)の夜の最終回の分までが完売で、火曜日以降のチケットを求める列が並んでいた。これ、学校が冬休みに入る前に何か手を打たないと、大変なことになるぞ。
今回の作品は、劇場版10作目ということで、原作者の尾田栄一郎がストーリーと製作総指揮を担当したそうだ。いつもなら春に公開されていたのが、年末になってしまったのも、原作者が作品のクオリティにこだわった結果、完成が予定より半年以上もずれこんでしまったのだという。これでコケた日には、原作者は戦犯扱いにされてしまうところだが、逆に大ヒットしてしまったのだから、とても良い話だと思う。原作(者)至上主義が、数字の上でも好結果を生んだ例と言えるわけで、セーラームーンファンから見るととってもうらやましいね。
それにしても『ワンピース』と『仮面ライダー』で、今年の冬の映画興行界は東映の天下だ。社員にお年玉が出たりして。これもうらやましいなあ。


雑談はこれくらいにして本題だ。告知です。かねがね予告しておりましたように、仕事で明日からしばらく名古屋を離れるため、こちらのブログ、クリスマス過ぎまで、更新もコメントへのご返事もできませんので、よろしくご了承ください。
当分の間メイクアップ中のジュピターに留守番を頼みます。


   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   


では、仏教徒の方もイスラム教徒の方も、みなさんよいクリスマスを。