実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


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【第211回】法律こわいの巻


ここしばらく、海外から送られてくる英文スパムメールって、ほとんど「マイケルの本当の死因を知りたい?」「誰が殺したマイケル・ジャクソン。犯人の名はここに→click」みたいなものが多かったが、最近は「マイケルは本当は死んでいない」「マイケルからの生きてますメッセージ動画がここに」的なものに変わってきましたね。みなさんの勤め先ではどうですか?
さて、土曜・日曜と仕事で外回りなので、今週は早めに更新します。内容もちょっと番外編的な話題で。

1. やはり例の番組について触れておくべきだろう。


いよいよ始まりましたね『ブザービート』。どうやら始まった端から、待ちかまえていたようにムチャクチャ言われている様子だ。たとえば、StreamKatoさんが前回のコメント欄に通報してくださった記事だと、こういう感じ。

13日に放送が始まった山下智久主演のフジテレビ系の月9ドラマ『ブザー・ビート〜崖っぷちのヒーロー〜』の初回視聴率が、15.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが分った。この数字は、月9史上最低平均視聴率10.49%を記録した中居正広主演の『婚カツ!』の初回視聴率16.3%を下回る数字である。皮肉にも、タイトル通り"崖っぷち"スタートとなった。

なんか『ブザー・ビート』というより『婚カツ!』の中居くんがひどい言われようじゃないか、という気もするが、まあいい。私の気持ちを正直に言えば、こんなふうに報道されようと、かつてのドキドキハラハラ感は、もはやない。余裕の構えである。
思えば『モップガール』や『太陽と海の教室』が始まったときは、もう気が気ではなかった。大手事務所のパワーバランスの中で、北川さんは沢尻さんのスリップストリームに入り、しばらくそのポジションで行くかに見えた。ところが沢尻さんが諸般の事情でピットインしたまま復帰の見通しがなくなり、ナンバーツードライバーだったはずの北川さんは、そのままトップを独走する態勢になってしまったのである(泉里香の趣味がF1観戦だというので、よく分からないままちょっと迎合するような比喩表現にしてみました)。これはフロックだ、と誰もが思った。この幸運がどこまで続くか、いつまた偶然の拍子に潮目が変わってしまうか、せめてそれまで、思わぬヘマをやって「ほらやっぱりあの子じゃ役不足よ」などと後ろ指さされることなどなければよいが、と、我々ファンは固唾をのんで見守っていたのだ。

そして案の定、テレビスポットをがんがん打った初主演作『Dear Friends』(2007年)の興行収入は3億円(も行ったかな)だったし、『モップガール』(2007年)の平均視聴率10.2%はともかく、『太陽と海の教室』(2008年)の平均視聴率は14.5%だった。『ハンサム★スーツ』(2008年)の興収8億6千万円も、おそらく10億あたりを狙っていた配給側からすれば期待値に達していないと思うし、『真夏のオリオン』に至っては、おそらくそれを下回る6億円台にとどまりそうだ。
それなら、集客力はともかく、女優としての質はどうかと問われれば、『真夏のオリオン』の戦時中の娘役の演技に対する評価はさんざんだった、と答えるしかない。森田芳光がワキに回して使うと良いが、メインを張らせると持たない。ここでも、エリカ様の後継者と呼ぶには、まだまだ役不足、というのが客観的な評価だろう。
もちろん、北川景子はそんなにチマチマと短期間に成長するような女優じゃないので、こういった問題点にそのものついて、私はさほど心配していない。ただ、たぶん今の森光子さんくらいの歳に大成すると思うので、私は死んじゃっていて、国民栄誉賞を受ける北川さんが見られないことだけが心残りである。
いやそうじゃなくて、世間はやたらとかまびすしいから、今の北川さんは数字も取れなきゃ芝居もヘタ、こいつは何なんだとケチをつけて、それによって北川さんが萎縮してしまうことを懸念していたのである。何しろあのキャラクターなので、画に描いたような「出る杭は打たれる」状態が予想されたのだ。

だがそれは杞憂だった。北川景子はどこまでも北川景子だった。レッドカーペットで芸人のギャグに受ければ豪快なオーバーアクトで拍手しまくり、食わず嫌い王ではサバを口いっぱいほおばって茶の間を震撼させ、トーク番組ではTPOをわきまえない(しかし筋の通った)発言を繰り返し、そしてドラマの芝居はあの調子で一向に上手くならない。いや、あのさ、私は決してけなしているつもりはないんだ。いろいろプレッシャーもあって大変だろうけどさ、そのうえで北川景子は今を楽しんでいるのだ。
では「北川景子が楽しんでいる」かどうかを計測するバロメーターはどのへんにあるのか。かつて、実写版セーラームーンSpecial ActのDVDに特典映像として収められた、オールアップ時のコメントで、北川さんは「レイちゃんって呼んでください」と楽しそうに語っていた。旧ブログで、『Dear Friends』の撮影中の記事のなかに「リナです」という書き出しの記事があったはずだ。そして今回、2009年6月25日の北川ブログのタイトルは「どうも、莉子です」だった。
私の理解が正しければ、そのとき演じている役名で自称するのは、北川景子がノっている証拠である。以前『ザ・テレビジョン』に掲載されたインタビューで、彼女は、色々な役を演じるのが楽しい、いつまでもモップガールの桃子のイメージにとどまるつもりはない、新しい役に出会うたび、自分の中のまた別な側面を引き出せるようでありたい、と語っていた。だいぶ以前に立ち読みしたときの記憶だけに基づいているので、正確な引用ではないが、内容はそういうことだったはずだ。
それで、彼女が映画にこだわる理由の一端が、ちょっと分かった気がした。一定期間、他に別の仕事を入れずに集中してひとつの役になりきり、終わったらそれを脱ぎ捨てるように別の役に移る、というパターンの仕事を組もうと思ったら、やっぱりドラマより映画女優なのかも知れない。
人間は本来、一生にひとつの人生しか送れないが、俳優だけは舞台に上がるたびに様々な人生を体験できる、ゆえに俳優は特権的な職業だ。と(いうようなことを)言っていたのは、確かアルベール・カミュだったはずだ(これまたうろ覚えでスンマセン)。北川景子は、まさしくそのような意味において女優という仕事を愛しているのだし、ブログを読む限り、今回は『太陽と海の教室』の時のようにああだこうだと逡巡することなく、すっぱり割り切ってバイオリン弾きの卵という役柄に入り込んでいるように見える。
とにかくノっている。だからサービス精神も旺盛だ。みんなが期待する変顔も見せるし、朝のめざめのシーンでは、誰も期待していないリアリズムに満ちた寝起きの顔を作るし、周囲が止めたくなるような胸チラのセクシー・ショットまで積極的に披露して、第1話から怒濤の快進撃。

もう、こうなったら、これっきりだと思って好き放題やっていただいて、これまた封印作品にする、という手もある。『モップガール』『太陽と海の教室』に続いて封印作品にしちゃって、とにかく北川景子が出るドラマはDVDにならないから、放送を見なくちゃ、という空気を煽るのもいい。StreamKatoさんは嫌がっているが。
『太陽と海の教室』は全10話だったが、たしか第7話で「あれっ、これソフト化する気はないのかな?」と思ったことを憶えている。次原雪乃(大政旬)が田幡八朗(濱田岳)に自殺をほのめかすあたりで「サウンド・オブ・サイレンス」が流れるのだ。サイモンとガーファンクルなんて超大物の超有名な楽曲を、オリジナルソングのままDVDに使おうと思ったら、とんでもない使用料が発生するはずである。だからあのドラマは、折り返し点を過ぎたあたりで、すでに「DVD化せず」という判断が降りていたのだろうと思う。
今度の『ブザー・ビート』も、第6話か第7話で、相武紗季と北川景子の間で揺れ動く山Pの後ろ姿に「レットイットビー」かなんか流れ始めたら、ソフト化はされないものと考えておいた方が良いね。
『ブザー・ビート〜崖っぷちのヒーロー〜』については、まだ書きたいことが色々あるんだけど、あと3ヶ月は続くんで、とりあえず今回はここまで。
ところで私、小松彩夏は最初に観てわかったけれども、杉本有美は、一回観ただけでは分からなかった。でも杉本さんのブログのコメント欄の方々は、みんな「有美ちゃん、すぐ分かったよ」と書いている。やっぱりファンってありがたいですね。(と私が言ってどうする、という気もするが)

2. 法規制の話(その1)



さて、強引に次の(ぜんぜん関係のない)話題に行くが、杉本有美さんがゴーオンシルバー・須塔美羽として『炎神戦隊ゴーオンジャー』に初登場したのは、第17話「正義ノツバサ」であった。兄のゴーオンゴールドこと須塔大翔(徳山秀典)と二人、ゴーオンウイングスとして登場、短剣型の武器「ロケットダガー」で敵を颯爽と倒してみせた。
ところが、なんとその回がオンエアされたのと同じ、2008年6月8日の正午過ぎ、25歳の青年が2トントラックで秋葉原の歩行者天国に突っ込み、「ダガーナイフ」で無差別に人々を殺傷するという事件が起こる。いわゆる「秋葉原通り魔事件」である。そのためゴーオンジャーの「ロケットダガー」は急遽「ロケットブースター」へと名称変更となり、そのせいでバンダイの玩具発売は、予定より一ヶ月ほど遅れてしまったという。
この犯人は、犯行2日前に、実際に殺傷に使った「ダガーナイフ」を含め、6本ものナイフを専門店で購入していた。そういう事実などが報道されると、世論はナイフ所持の規制強化へと一気に傾く。そして2009年1月5日から、新しい銃砲刀剣類所持等取締法(銃刀法)が施行されることになった。
この改正法、具体的にどこが変わったかというと、所持禁止の対象が「刃渡り15センチメートル以上の剣」から、「刃渡り5.5センチメートル以上の剣」へと、刃の長さが引き下げられたのである。この「剣」というのは「柄を付けて用いる左右均整の形状をした諸刃の鋼質性の刃物であって、先端部が著しく鋭く、本来殺傷の用具としての機能を有するもの」だそうだ。つまり果物ナイフや包丁のような片刃ではなく、両刃で柄がついて、いかにも武器っぽいナイフです。具体的には「ダガーナイフやブーツナイフ、ダイバーズナイフ、スローイングナイフ等の名称で販売されている」ものだそうです。
しかし、2009年1月にこの新しい法が施行されるとして、それ以前に刃渡り5.5センチメートル以上の刃物を購入している人はどうなるのだろうか。私は、それは取り締まれないだろうと思っていた。だって買ったその時点ではまったく合法的だったわけだし、それ相応の金を払って自分の財産としたものではないですか。後から法律を変えてそれを奪う権利はない。
と思ったんだけど、でもそうではないのである。警察庁の銃刀法改正のホームページによれば、刃渡り5.5センチメートル以上のダガーナイフやダイバーズナイフを所持している人は、半年ほどの猶予期間の間に、すみやかに所持許可の手続きを受けるか、ナイフを廃棄するかしなくてはいけない。そうしないと、2009年7月5日以降は、たとえ以前から持っているナイフでも不法所持の対象と見なされ、3年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処せられるのである。う〜ん、そうだったのか。
さて、前置きが長くなったが、私の知り合いのパンツエッタ・バンジョルノさん(本人のご希望もあり仮名)がやはり、そういう「刃渡り5.5センチメートル以上の剣」、具体的にはダイバーズナイフの所有者なのだ。破棄すべきなのだろうが、永らく所持した愛着ある一品で、そう簡単には処分できない。
そこでパンツエッタ・バンジョルノさん(仮名)は考えた。だったら「先端部が著しく鋭く、本来殺傷の用具としての機能を有するもの」という部分を自力でクリアしてしまえば良いのだ。そしてこうなった。


すっすごいぞパンツエッタさん。ナイフの先端部をちょん切って、さらには丸めてしまったのである。阿部定である。JOHNENである。で、一応、これでいいかどうか、警察に確認に行かれたんだそうだ。
最初は何も問題なさそうで、警察の方と和やかに談笑して、それで終わるかに見えた。ところが、途中から雲行きが怪しくなって、結局、あらためて県警本部の確認を取ってから、後日連絡するということになった。
どこが問題だったかというと「自分で先端を削れるということは、また先端を尖らすことが出来るということで、 もしかしたら法律に引っかかるかもしれません」 だそうだ。えっ?「また先端を尖らすことが出来る」とアウトなんですか?
しかし、ある方がパンツエッタ・バンジョルノさん(仮名)のブログのコメント欄で指摘されていたように、そんな理屈が通用するなら、そういう機器と技術を持った人にとっては、単なる鉄板も違法ってことになりかねない。そしてそのうちホームセンターでグラインダーを買っても逮捕されちゃうかも知れないのだ。これはこれで怖ろしいですね。
しかし幸い、その後、警察から「問題なし」の連絡があり、パンツェッタさん(仮名)は晴れてこの阿部定ナイフを所有できることになったそうである。めでたしめでたし。

2. 法規制の話その2


一方、めでたくないのがLeo16さんだ。Leo16さんは、って私だが、前回の記事を書くにあたってあれこれ世話になった方のブログの、最近の記事を読んでびっくりした。児童ポルノ法の話題だ。
世事にうといLeo16さんだって、そういうものがあるってことは知っていたし、二人の子供を持つ親として、取り締まりたくなる気持ちは分からなくもない。ただ、そもそも児童を素材にしたポルノ的表現が、実際に性犯罪の温床になっているかどうかを検証したデータを見たことがないので、なんとも言えませんね、という立場だった。そうしたら、世間はもはや、そんな生やさしい状況にはなかったのである。
わが国の児童ポルノ法案は、ユニセフの提案を受け、超党派の議員たちによって、「児童買春・児童ポルノ処罰法」として1998年に提出され、翌年に成立している。内容は「児童ポルノを頒布、販売、製造等することの禁止」で、これを犯したら3年以下の懲役又は300万円以下の罰金である。それが今年に入り(1)実写作品に限らず、漫画・アニメ・ゲームなども規制対象となることを明確化する、(2)頒布・販売・製造に限らず、所持している人も処罰の対象とする、という方針に沿って法改正する話が進んでいるらしいのだ。
しかしそもそも「児童ポルノ」ってどう定義されるのか。

一  児童(18歳未満)を相手方とする又は児童による性交又は性交類似行為に係る児童の姿態(1号ポルノ)
二  他人が児童の性器等を触る行為又は児童が他人の性器等を触る行為に係る児童の姿態であって性欲を興奮させ又は刺激するもの(2号ポルノ)
三  衣服の全部又は一部を着けない児童の姿態であって性欲を興奮させ又は刺激するもの(3号ポルノ)

うわ。1号2号がダメという理屈は分かるが、3号はあまりにも曖昧ですよね「衣服の全部又は一部を着けない児童の姿態」である。「一部を着けない」とはどの程度なのか。「性欲を興奮させ又は刺激するもの」っていうのも、主観的だしね。

この曖昧な「3号」定義はそのままに、ユニセフとかアグネス・チャンさんとか、そういう方々が「単純所持(個人で見るためだけの所有)も禁止、パソコン内に画像を所有していてもダメ、アニメ・マンガ・ゲームに対しても規制をかけて、児童ポルノを根絶させるべき」と訴えていて、与党の中にもそれに同調する動きが起こり、今回の国会で、いよいよ審議にかかったそうだ。が、結局のところ麻生内閣の解散劇で、この法案はひとまず廃案になって、ヤレヤレとなった。
なったわけだが、もしこのまま成立していたら、これもさっきのダガーナイフの銃刀法と同じルールが適用されていたという。つまり、現在そういうものを所持している人は、新法案が成立したら、一年の猶予期間のうちに、持っている児童ポルノすべてをすみやかに破棄しなくてはいけない。もし期限を過ぎてもこっそり隠し持っていたら、懲役か罰金、ということである。

う〜ん、とLeo16さんは考えたね。たとえばアニメのセーラームーンのちびうさの画像だったら、Leo16さんはハードディスクドライブのなかにいっぱい持っているんだ。最近はいつ何時ブログのネタに必要になるか分からないので、実写版に限らず、ちょこちょこ画像をキャプチャしちゃってさ。みなさんはどう思いますか?このちびうさは、3号ポルノに該当するだろうか。
最初、確かにこの画像はパンツは見えているが、別に服を着ていないわけじゃない、つまり「衣服の全部又は一部を着けない児童」ではない。だからOKだと思っていたんだ。でもよく見ると、ちびうさのお腹のあたりの制服が、敵の攻撃のせいで、ちょっと裂けてるんだよね。ゲッ、やばいじゃん。
さらに第二の定義、つまり「性欲を興奮させ又は刺激するもの」に該当するだろうか。私は「興奮」も「刺激」もないつもりでいたが、あらためて考えながら眺めていると、なんだかへんな気分になっちゃうよ。実際、こういう画像に萌える人もいるんだろう。じゃあダメじゃん。
少なくとも私は、目の前にアグネス・チャンがやってきて「あなたこれ児童ポルノでしょう」と、あの変な日本語で迫られたら、抗弁できない。逆にアグネスに向かって「あなたこそ以前『ひなげしのキョンシー』って邦題の香港映画に出てたでしょ。リリース直前にあなたの事務所の圧力で回収になった幻のビデオだけれど、何でも香港製忍者映画の冒頭とラストに、うんと若い頃のあなたがパンチラで駆けている映像を脈絡なくつないだだけって話じゃないですか。あなたそのとき、18歳以上でしたか?どうでしたかっ!」と詰め寄るだけの勇気は、私にはない。無駄な知識である。
そうするとやっぱり、ちびうさを児童ポルノと認めざるをえないのかなあ。それで私、懲役3年か
しかし実は、ここにもの凄いトリックがある。原作をよく読んでいる方はとっくにお気づきであろうが、本当はちびうさは900歳なのだ。幻の銀水晶の力で、30世紀の月や地球の人々はとんでもなく長寿なのである。ただ、ふつうは900歳ともなれば、もうすこし成長しているはずなのだが、ちびうさは特殊なので、そういう兆候が現われない。本人もそこにものすごくコンプレックスを抱いている。
どうだ。児童の定義が「18歳未満」である以上、ちびうさはたとえ全裸になろうが「児童ポルノ」ではない。まいったか!
と、思ったのだが、よく考えてみると、実写版の美少女戦士たちって、番組がスタートした当初、みんな18歳未満だった。18歳未満は児童か。いや待てよ。

ていうことは、こういう画像はどれも「衣服の一部を着けない児童の姿態」になるよね。そうすると、もしこれが「性欲を興奮させ又は刺激する」物件と認定されれば、3号ポルノである。ということは、えーと。
この後、政権が民主党側に移ろうが、児童ポルノ法案がふたたび審議にかけられる可能性は、そんなに低くないと思う。それでもし次に、今回出されたような取り締まり強化案が通ってしまったとしたら、こういうシーンが毎回のように出てくる実写版セーラームーンは封印作品となり、このブログをやっている私も児童ポルノ違反で摘発され、実写版のDVDは没収され、新聞に実名で載り、「3年以下の懲役又は300万円以下の罰金」に処せられるという事態もありうるのだ。それは困る。それは困るぞ。アニメのちびうさなんかで遊んでいる場合ではなかった。(遊んでたのか)どうすればいいだろう。ダイバーズナイフの先端を割礼してみごとに難局を乗り切ったパンツエッタ・バンジョルノさんのような妙案が、なにかないものであろうか。

それで私は考えたのである。もし将来、再びこの法案が国会を通るようなことがあったら、私は右のようなスローガンを胸にプリントしたTシャツをつくり、みなさんに配布します。だからみなさんもぜひ、それを着て街を練り歩いてください。そして、実写版セーラームーンは、確かに「衣服の全部又は一部を着けない児童の姿態」であるかも知れないが、「性欲を興奮させ又は刺激するもの」では決してない、ということを、世に訴えていこうではありませんか。
ただこの3号定義に基づく過去の判例によると<「性欲を興奮させ又は刺激するもの」の判断は「性欲を興奮させ又は刺激するもの」と感じる者が多数いると考えられれば,それで足りる>(大阪高裁H14.9.12)ということになっている。だから、たかだか視聴率ひとけただった番組のマイナーなファンが束になって「刺激されない」と口を揃えたところで、マジョリティに属する世間のみなさまが「いーやこれは刺激される」と言ってしまえば、それでアウトになってしまう。ここに私のTシャツキャンペーン作戦の弱点がある。
それに私このブログの過去記事でエロネタばっかり書いているし、たぶんStreamKatoさんが懲役3年、私が2年ぐらいの覚悟は決めておいた方がいいんじゃないだろうか。残念である。
じゃ仕事に行ってきます。


P.S. 次回はおそらくこまっちゃんバースデイ企画。しかし例の、スペインの新聞に唐突に小松彩夏がビキニで登場したという件、どういうことなのかさっぱりわからない。どなたか解説してくださる方はいらっしゃいませんか?

これは児童じゃないから刺激されても大丈夫。