実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


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【第186回】蒲団の中で沢井さんのブログ開設を祝うの巻


この週末、ひさびさに休みなので、Act.5レビューを再開しようと思っていたら、私が寝込んでしまったよ。疲れが溜まったのかなあ。朝起きようと思ったら熱があって体が動かねー、胃が痛い、とか唸っているうちに「Amitie du weekend」を聴き損ねた。ガシュン。
というわけで今回も番外編的なネタでお茶を濁します。文章が全体的にダラけた調子だけどすみません。

1. My Heart Goes Out


私は芸能人のブログってあまり読まない。どれも文章量が少なくて物足りないのである。でも戦士の皆さんは、そんな私でさえ楽しめるブログを書いてくださるから偉い。単にこっちが格別な関心を持って読むからだけかも知れないけど。
一番は北川景子さんのブログですね。ほどほどに長くて、内容も軽すぎず、重すぎず、とても読みやすい。
小松彩夏さんのブログは、あちこちに謎がちりばめられていて、しかも解決編がほとんどないので、ミステリー好きの興味を刺激してやまない。2009年1月22日のコマレシピにハンバーグが出てきて「挽き肉に炒めた玉葱、牛乳に浸したパン粉、塩胡椒をいれてこねこねして焼くだけです!!」と書いてあったが、この一文の意味を考えただけで10分つぶれた。これは卵アレルギーの人のハンバーグの作り方である。普通は卵を入れる。小松さんは卵アレルギーなのか?でもコマレシピの他の回では卵スープとか作っていたはずだ。ということは、単に書き忘れただけかな、とか。
みゅうみゅうは言葉のアロマ、癒しの現代詩である。最近は普通の芸能人のブログっぽくなってきてしまったが、素朴に見えて、実は最も構成を計算している人かも知れない。しかし読者数1690人かぁ。
そんなところへ沢井美優さんのブログが登場した。沢井さんと言えば、以前はこんなことを書いていた(MY HEART 第79回)。

イベントでもレターやメールででもたくさんの方からブログの要望がありました^^
嬉しいです!ありがとうございます!

ですが今、現時点では私は私のペースでマイハートとゆう私の気持ちを大切にしていきたいと思います。
ブログはブログの良さがあるようにMYも一つ一つを受け止めてもらうような・・・そんな形でやっていきたいです。
このような更新の仕方より、ブログの方が素の部分をみれたりする等様々なアドバイスも頂きましたが、
Myも普段の日常も私は私であり飾らずにMYも書いてます。

時にはたくさん更新して時には少なくなるかも(笑)しれませんがそれが私なので^^;だめですね。笑。
受け止めていただけたら嬉しいです♪・・・・更新はもうちょっとできるように頑張ります!!
いずれはブログになるかもしれませんし!ねっ♪
皆さんからのご要望とても感謝しています。
また是非送ってください。
今後とも沢井美優とマイハートをよろしくお願いします!

という感じで、この時点の沢井さんは、ブログに対してあまり積極的ではない。もっとも「MY HEART」と「ブログ」のどこが違うのかというと、これがよく分からない。上の引用でも結局「いずれはブログになるかもしれませんし」と言っているくらいだから、あまり区別していないのかも。ではなぜ「ブログ」に腰が引けているのかというと、この記事が書かれたのが2007年初頭だから、その前年に第一次北川ブログ(北川景子のBlog!Blog!Blog!)を襲った災難のことが念頭にあったのかも知れない。いやいや、ただの想像ですよ。
今回の開設のメッセージはわりとあっさりしていて、そのへんの心境の変化がどうなっているのかが不明なんだが、まあそんなことを詮索する必要もないか。

今まで公式HPで不定期更新していたコーナーをblogにしてしまいました!
一応リニューアルって事で♪

結局「MY HEARTがそのままブログになった」ということで良いんですね。とにかくおめでとうございます。


昨今では芸能人のブログなんてやたらとガードが固くて、あらかじめコメント禁止になっている場合も多いし、コメント欄が解放されていても、タレントがファンの書き込みに何か返答することなんて、よほど炎上でもしない限り、まずない。そう考えると、沢井さんのブログは今どき珍しいほど無防備である。アメブロのスタイルをよく分かっていない沢井さんにみんながアドバイスしたりとか、横倒しに載っちゃった写メにツッコミが入って、本人が答えたりとか、セーラームーンやラブベリーの話題でやりとりがあったりとか、本当に芸能人のブログかと思うくらい、読者との健全なコミュニケーションが成立している。こんなことができるのも、D.Sさんにマイナーマイナーと言われ続けたマイナーアイドルの至上の特権であろう。恥じることはない。メジャーな実力とマイナーなキャラクター、それが沢井美優だ。
でも何で沢井さんは、ブログを始めるなり、こんなに堰を切ったように、ファンとコミュニケートし始めたのだろうか。ふつうはもう少し、恐る恐る始めても良さそうなものなのに、まるで溜まっていた欲求不満がプァーッと出たかのような勢いである。
実はここに中山エミリが絡んでいる、と私は見ているのだが、もちろんこれはいつものヨタ話だ。以下は真剣にならず、いつもどおり適当に聞き流してください。

2. Amitie du weekend 2008年12月13日放送分をいまさらながら


唐突ですがここで、昨年(2008年)12月13日にオンエアされた「Amitie du weekend」の内容を実況しますね。「Amitie du weekend」は言うまでもなく、中山エミリさんと沢井美優さんがFM東京系列でやっている情報番組。
この回はクリスマス直前で、アップルコンピュータとのタイアップで、番組がまるごと、新しくリリースされたi-pod touchの宣伝に費やされていた。それがやたらと面白かったので、以前、会話の部分のほとんどを文章に起こしてみたんです。いままで紹介するチャンスがなかったけど、今回、またネタを考える余裕がなくなったんで、使ってみます。で、オープニング。

エミリ「三井住友VISAカードプレゼンツAmitie du weekend、さあ今週は、クリスマスプレゼントにおねだりしたくなっちゃうもの、ということなんですが」
美 優「はい、i-pod touchです」
エミリ「……何ぞや?」
美 優「あれ?i-podは知ってますか?」
エミリ「i-podは音楽聴くやつですよね」
美 優「はい。i-pod って、新しいのがどんどん登場して、物欲に火が点いてしまうもののひとつなんですけど、――エミリさんは、若干ちょっとそうじゃなかったかも知れませんが――なんと、世界で1億7千万もが売れている……」
エミリ「あ、いや、私も持ってますよ、nanoってやつ」
美 優「あ、持ってるんですね!私もnanoなんですよ」
エミリ「ただ私は使ったことがない」
美 優「おっかしいなあ、持ってて使わないなんて、もったいないじゃないですか」
エミリ「使い方わかんないですよ、まず電源どこかわかんないんですもん」
美 優「ふふふ、電源は、触ればつきますよ」
エミリ「……分かんないし、あと、どうやってそこに音を入れてよいのやら……だって、デジカメさえ私、使いこなせないんですよ」
美 優「はい」
エミリ「なんかみんなね、その、デジカメ持っている人は、パソコンに入れて、そしたらそこに、全部こう、残せるからって言うけど、私パソコン出来ないから、メモリー買って来んだもん、もう1回」
美 優「えっ?……メモリーが保管場所になってるんですか?」
エミリ「そうそうそう。で、もう一杯です、ってなったら新しいメモリー」
美 優「えええーっ!そんな、もったいないことしなくても、パソコンに入れればまたそのメモリーで新しい写真が撮れるわけですから……」
エミリ「完全にお店プリントですから私」
美 優「まあそれもね、いいですけども……」

いつもお聴きになっている方はご存じの通り、中山エミリさんという方は、スポーツするくらいなら部屋でゲームしているような、完全インドア派のゲーム好きなんですが、といってメカには強くない、むしろ弱いわけですね。そういうエミリ姉さんのキャラクターが炸裂しまくっているのが、この回の醍醐味です。なにしろ、デジカメのメモリカードが一杯になったら、そのまま新しいカードを買ってきて入れ替えるというのだから凄い。でも考えようによっては案外合理的な保存方法のような気もします。
このラジオは首都圏の気になるお店やブレイク中の商品を、沢井さんがエミリさんにプレゼンする情報番組なので、エミリさんが「いいなあ、欲しいなあ、行きたいなあ」と言わないことには番組が成立しない。ですがこれがそう簡単ではない。何しろ中山エミリさんは、沢井さんがベジタリアン料理の店を紹介し、その魅力を語っている端で「お肉食べればいいのに、おいしいのにね」と身もフタもない横やりを平気で入れるのだ。i-podに対しても、ハナからあからさまに関心がない。
そこでスタッフと沢井さんは、ここはエミリさんが大好きな「ゲーム」で釣るしかない、と考えた。というわけで番組の中盤、沢井さんはエミリさんに対して、徹底的にi-pod touchのゲーム機能を紹介して、実際にエミリさんにミニゲームをプレイしてもらったりしています。istoreで音楽を購入して聴くとか、i-pod本来のデジタル音楽プレーヤーとしての説明は一切なしでした。
その甲斐あって、とりあえずi-pod touchを気に入るエミリさん。やれやれ、とホッと一息ついた沢井さんは、ようやく自分の興味を語り始めます。沢井さんにとっては、ゲームとか音楽とかよりも、いつでもどこでも、そこそこのサイズの画面で映画を見られるアイテムとして、i-pod touchは魅力的だった。

美 優「私は、知り合いがこれで映画を見たりしてたんで、i-podで……」
エミリ「えーっ」
美 優「中にダウンロードしちゃって、それを持ち運びながら移動の時間とかに見ているという……」
エミリ「かっこいー」
美 優「かっこいーですよね」
エミリ「私完全TSUTAYAにお世話になっていますから。テレビは叩けば直ると思っている世代なので」
美 優「ふふふ。けっこう、あの携帯電話とかもそうですけど、すごい、機能が優れてきているから、もうちょっと大事に扱わなきゃいけないみたいですよ」
エミリ「すいません、私、携帯もよく分かんなくなると電源切って、1回電池抜いて、で、何か分かんないんだけどね、そこがちょっとファミコン世代だなあと思うのが、電池抜いて、別に汚れてないんだけど、フーッ、フーッってしちゃうの」
美 優「すっごい分かります」
エミリ「フーッてやると、よみがえる気がすんの」
美 優「はははは。きれいに、フーッてしてね。で最後にセットしたとき、優しくね」
エミリ「そうそう、そーっとね。そうすると意外にこう、直るんですよ。なのでちょっとまだまだ」
美 優「それはパソコンには、ちょっと通用しないかもしれないんで、そのへんも、色々勉強して……」
エミリ「パソコンの電池もフーッてやったんだよ。ぜんぜん直んなかった」
美 優「んははははは」
エミリ「あの、勉強したいと思います」
美 優「ハーイ」

フーッていうのは、ラジオで聴いているだけだとよく分からないが、電池に息を吹きかけるんでしょうかね。さらに「パソコンの電池」というのもかなり怪しい表現だ。充電式のバッテリーのことかも知れないが、ともかく、中山エミリさんがパソコンにかなり暗いことは、この回の放送を聴いていてはっきりと理解できた。
そのことは、番組のエンディングでも改めて強調される。しかし、にもかかわらず、いつもの締めの言葉はそのままなのである。

エミリ「三井住友VISAカードプレゼンツAmitie du weekend、わたくし中山エミリと」
美 優「沢井美優でお送りしてきました」
エミリ「いや今日はちょっと反省の日々でしたね」
美 優「あはははっ。そうですねえ。でも新たな発見がありましたからね」
エミリ「ねえ。でもほら、これは……、だってどこから電池……電池がどこにあるか分からないもん。もう、オンリー充電なんですかね」
美 優「そうですね、あの、つないで」
エミリ「電池パック的なものが……開けるところがないですもんね、携帯みたいに」
美 優「ないですね。この、あの、差し込んで、充電、じゃないですかね」
エミリ「ここだぁ」
美 優「はい」
エミリ「いやーちょっと、電池とれないと私、弱いですね」
美 優「フーフーできないですからね」
エミリ「フーフーできないから」
美 優「いや、でも私これすごい欲しくなりました」
エミリ「ねー」
美 優「いーですよねー」
エミリ「う〜ん」
美 優「ゲーム機能……私ゲーム機能よりもこの画面がおっきいのと、サイズと、軽さと」
エミリ「ホントにいま、こうやってみんな音楽聴いてますからね」
美 優「はい、そうですよぉ」
エミリ「やっと、携帯で音楽を聴くことを憶えたぐらい」
美 優「ねー、言ってましたもんね。イヤホン買い間違えたって。うふふっ」
エミリ「そう、イヤホン買い間違えちゃったから」
美 優「えーでも、そうですね、いろんな進化があるから、それにちょっとでも、ね」
エミリ「そう、ついて行かなくちゃだめだよね」
美 優「私も思います」
エミリ「まずはうちのパソコンにもういちど優しく話しかけてみるとこから始めたいと思います」
美 優「はい、ぜひ」
エミリ「というわけで、今日の情報をさらに詳しく知りたいという方は、番組のブログをぜひチェックしてください。私たちも直接、書き込んでおりますので、みなさんも、今日の放送の感想ですとか、いま気になっていること、なんでもけっこうです。どんどん書き込んじゃってください」

くりかえすが、中山エミリさんはこの放送で徹頭徹尾、自分が機械に弱くて、パソコンなんかとても使えない(おそらく電源も入れられない)という事実を激しくカミングアウトしていた。それでいて、毎週番組の最後に言うフレーズは「今日の情報をさらに詳しく知りたいという方は、番組のブログをぜひチェックしてください。私たちも直接、書き込んでおります」なのだ。パソコンも使えず、携帯もちょっと分かんなくなると電源を切るような人が、どうして番組のブログに直接、書き込めるのか。毎回エミリさんのエントリに感想を書き込んでいる人、たとえば万丈さんや万丈さんや万丈さんや万丈さんや万丈さんのコメントを、エミリさんはきちんと読んでおられるのか。そもそもエミリさん、自分の書いた文章をパソコンの画面で確認されたことがあるのか。

3. というわけで、何が言いたいか


沢井美優さんもスポーツ少女で、そんなに機械・電気製品関係に明るいほうでは無いだろう。が、少なくとも中山エミリさんよりはパソコンも使えるし、インターネットだってちゃんとできるんだと思う。だから昨年(2008年)2月2日に「Amitie du weekend」のレポーターになってからは、自宅のパソコンで番組のブログを毎回チェックして、自分のエントリーに、万丈さんや、とんかつさんや、万丈さんや、とんかつさんや、万丈さんや、とんかつさんが、いつもコメントを書いてくれているのを、きちんと読んでいるのだ(推定)。嬉しい。嬉しいから、ぜひ御返事を書きたい。でもこれは私個人のブログじゃない。あくまで番組のブログで、メインはエミリさんだ。先輩のエミリさんがブログを放置したまま(というか、閲覧できない状態のまま)なのに、自分だけがレスをつけるわけにはいかない。でもなあ、どうしよう。
そんな悶々とした状態が1年続いて、今回ようやく、自分のブログを開設することになった。これでエミリさんに気兼ねなく、ファンの方々の書き込みへのお礼や感想を自分で書ける。そういう自由な空気が、新生MY HEARTの爽やかさの、ひとつの理由ではないかと、私は思います。
いやあ、長いわりにありきたりの結論ですまん。さっきから胃が痛むんで、薬を飲んで寝ます(言いわけ)。