実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


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【第151回】Special Actの巻(17)


沢井党の春が来た。みなさん写真集発売記念イベントで、東へ西へと奔走されておられることであろう。それで結局、写真集を何冊買うことになるのだろうか。私は、仕事ということもあるんだけど、どちらかというとウォッチャー的な傾向が強くて、サインをもらったり握手したり一緒に写真を撮ったりというのは、ちょっと苦手なんでパスします。
そういや昨年と一昨年の『眠れる森の美女』でも、出口で小さいお友だちや大きいお友だちに挨拶する沢井さんたちを、後ろから見ていただけで、握手もしなかったなあ。芝居の席ならともかく、イベントでは、この間の安座間美優トークライブの時みたいに、仕切りの外で遠巻きに眺めるほうがしっくり来る、そういう性格なんです。
というわけで、地味な『Special Act』レビューの続きに戻ります。

1. 亜美の免許証チェック(生年月日)

亜 美「どいて!」

と、いきなり道化師たちに向かって車を発進させる亜美のラフ攻撃からでしたね。というか、その時に画面に映る亜美の運転免許証からだ。私が作ったやつをもう一度出します。これです。



ここから読み取れる事実を整理し、問題点がどこにあるのか、確認しておこう。
まず生年月日。平成元年9月10日。亜美が9月10日生まれというのは、これはもう、既定の事実みたいなもんだ。この機会に、旧版コミックスの第4巻で明らかになった、有名な原作の設定を書き出しておこう。水野亜美、港区立十番中学校2年5組、9月10日生まれ、乙女座のA型。IQは300、趣味は読書とチェス、得意なスポーツは水泳。好きな科目は数学、好きな食べ物はサンドイッチにあんみつ。そしてきらいな食べ物が「ハマチ」という、これは一時期、実写版ファンの間で語り尽くされたネタだが、今となっては懐かしい。
生年については、原作が明言したことはないが、セーラープルートが登場する連載第18回(『なかよし』1993年8月号掲載、旧版コミックス5巻)には、うさぎが、衛の部屋でカレンダー(1993年8月の日付)を手に取り「去年の春に、まもちゃんに会って、夏に、このまもちゃんのお部屋に、はじめてきて……」と回想している。そのあと衛に抱きしめられて押し倒されてキスシーンというのは、中学生の娘を持つ父親としては有害コミック指定だが、まあそれはいいとして(いいのか?)、ここから、原作のうさぎが1978年生まれであることが分かる。誕生日は6月30日だから、うさぎちゃんも来月末で30歳だ。まあそれもいいとして、だから原作の亜美も、同学年なのでやはり1978年生まれということになる。
平成元年(1989年)9月10日生まれの実写版亜美はそれより一まわり若い。あえて言うまでもないが、浜千咲の生年月日は1988年11月10日であり、実写版キャストのなかではいちばん実年齢が役に近い。りかも、今年の暮れにはもうハタチだ。

2. 亜美の免許証チェック(本籍および現住所)


本籍と現住所は、どちらも東京都港区十番町6−3−17、まあこれもいいよね。ちなみに名古屋市には港区十番町が実在する。以前どっかで見たStreamKatoさんのプロフィールに、確か「港区十番町出身」とあって、「あ!さすがあ」とカン違いしたことがある。


(補記)と、この項目はかなりあっさり済ませたら、そのStreamKatoさんから、下のコメント欄で実に重要なご指摘をいただいた。実写版の亜美はマンション住まいである。Act.10によれば「Bella Vista No6」という名前だ。ところがこの免許証に書かれた本籍地および現住所は「港区十番町6−3−17」と、あきらかに一軒家である。これはどういうことか。そうですよね。私「何で、気づかなかったんだろう」と呆然としております。というわけで以下補足。
【仮説A】StreamKatoさんのお考えは以下の通りだ。Act.33、Act.34の家出事件があったりして、おそらく水野冴子は、仕事にかまけて娘と触れあう時間の少なかった過去を深く反省したのだろう。そして、亜美が将来ドクターになったとき、ますますすれ違いばかりの生活にならないようにと、思い切って明和大学病院を退職し、マンションを出た。そして十番町6−3−17に自宅兼診療所をかまえて、開業医として独立したのではないか。そういうことだ。な〜るほど。
【仮説B】これを有力な仮説として、まるごとパクっておしまい、でもいいが、ついでだから尻馬に乗ってもうひとつ、別の解釈も書いておきます。つまり「港区十番町6−3−17」は、亜美のお父さんの家の住所であるという説だ。
原作における亜美パパの設定は【第36回】に書いたとおりである。もう一度引いておく。連載第16回、高級会員制スポーツクラブの屋内プールで、イルカのように泳ぐ亜美。水着は水玉模様のワンピースです(それはこの際関係ない)。

会員A「水野画伯の娘さんよ」
会員B「まるで魚のようなフォームね」
うさぎ「亜美ちゃん!?」
亜 美「うさぎちゃん、なるちゃん!」
な る「うちのママがここのスポーツクラブの会員なの。うさぎが元気ないから、ひっぱってきちゃった」
亜 美「あたしは、離婚しちゃった父が会員で、たまにくるの」
うさぎ「亜美ちゃんのパパって、なにしているの?」
亜 美「日本画家なの」
うさぎ「へー、えかきさんっ」
亜 美「チェスも水泳も父が教えてくれたの。冷静になるにはこの二つがとても有効だって」

以上、原作によれば(1)亜美の父は有名な日本画家、(2)両親はすでに離婚している、(3)「水野」はおそらく父親の姓、つまりママ(と亜美)は離婚後、旧姓に戻らなかった(4)亜美と父親との関係は、離婚後もそんなに悪くない、ということが推察される。おそらく、芸術家とドクターという、互いに特殊な職業の夫婦だったため、なかなか家庭らしい家庭がつくれなかった、だから別れちゃったわけだけど、離婚後も家族で会う機会なんかもあって、特に亜美とパパの間にはそれなりの交流は続いていた、そんな家族関係が思い浮かぶ。
実写版は、どうだったでしょう?私はちょっと、実写版のどこかに、亜美の父親に関する話が出てきたかどうか、記憶にない。ひょっとすると、うさぎのパパのように、実は亜美のパパもいるのだが、画面に出てこなかっただけなのかも知れないし、亜美が幼いころに死別したのかも知れないし、原作同様、正式に離婚しているのかも知れない。あるいは、医者としての仕事が忙しく、主婦らしいことのできなかった水野冴子が、いたたまれなくなって、亜美を連れて夫の実家を出て行って、そのまま別居状態、でも籍は抜いていない、と考えても、うがちすぎとは言えないだろう。色々な解釈ができると思うが、このあたりに、本籍地と現住所の謎が絡んでいる、と見ることも可能ではなかろうか。たとえば、あれから4年の間に、両親が復縁した、とかさ。これとStreamKatoさんの仮説をあわせて、「港区十番町6−3−17」は、亜美の生まれた家であり、パパのアトリエがある実家であり、最近戻ってきたママが、その家で開業医も始めた、なんてどうかな。まあともかく、うっかり見過ごしていた面白い問題がみつかったわけで、StreamKatoさんには改めて御礼もうしあげます。

3. 亜美の免許証チェック(発行年月日・照会番号)


次は「平成20年3月10日発行」。ここらあたりから話がややこしくなる。自分がもっていないので、運転免許については、あまり知らないし。
すでに考察したとおり、この『Special Act』は「あれから4年」の物語であり、季節は春、たぶんジューン・ブライド目前の平成20年(2008年)5月ごろの出来事だ、要するに、これを書いているちょうどいま現在くらいに起こったできごとだ。一方、亜美が持っている免許証の発行月日は3月10日。右下に赤字で「東京都公安委員会」とあるように、この免許は東京で発行されている。つまり、亜美はこの春休みに、短期間、帰国していなければならない。
亜美の免許証は、アメリカですでに取得していた免許を、帰国の際に書き換えた可能性もなくはない。アメリカは、州によって法律が違うので一概には言えないが、とにかくあの広さだし、また、ID(身分証明書)としての運転免許証の需要も、日本より遙かに高い。だから基本的にはどの州の法律も「市民にできるだけ免許を取らせる」ことを念頭に置いているそうだ。たとえばあるブログによると、マサチューセッツ州では、高校で正規の授業外に開講されている「ドライヴァーズ・エデュケーション」という課目を30時間受講して、保護者が40時間、路上の指導を行えば、16歳でも四輪の免許が取れるそうだ。そういう細かいことはともかく、亜美もアメリカに住んでいて、免許を取得する必要に迫られた可能性はある。なにしろ、すでに子供を診察したり、難しい手術にまで立ち会ったりしているんだから「こいつ何者だ」なんて聞かれることも多かったろう。それで、アメリカで取った免許を、この3月、ママに会うか何かの用事で日本に帰ったおりに書き換えたのだ、という解釈も、まあ成り立たないではない。
ただ、そういう「免許書き換え」は通常、本格的な生活拠点の移動に伴うものである。つまりこれまではアメリカで暮らしてきたが、これからは日本に戻ります、だから免許も日本のものにします、というような場合である。でも亜美は、少なくとも大学(大学院)を卒業するまでは、まだあちらで暮らすつもりのように見える。そう言う意味では、書き換えの可能性は低い。やはりこの免許は、3月に帰国したおりに、日本で取ったものだろう。
で、今日の運転免許の交付は、
(1)免許試験場で学科試験(筆記試験)・技能試験(実技)・適性試験(視力検査など)を受ける。
(2)教習所に通っておいて、そのぶん運転免許試験場での技能試験は免除。
後者の堅実さは亜美向きだが、でもアメリカから一時帰国した亜美が自動車教習所に通うというのは、時間もかかるし、なんか違う気がします。
というわけで水野亜美は、3月に一時期帰省したおりに筒井真理子から「亜美、そろそろ免許取っておいたら?亜美ならそんなに難しくもないでしょうし」と言われて、翌日、免許取得の本と自動車運転のマニュアルを買って1日読んで、運転の仕方も、敏捷さでは一番だったセーラー戦士時代のカンが健在で、翌日の試験は筆記・実技ともに一発で合格してしまったのだ。名古屋支部的にはそういうことにしておくのでよろしく。
それから、交付年月日の隣にある「50367」と言う5桁の数字は照会番号だそうです。現在、全国の運転免許証保持者は8千万人ほどいるらしいが(そんなにいるのか)、12桁の免許証番号と8桁の交付年月日と、この5桁の照会番号、あわせて25桁の数字で、ダブりなく免許が特定できるんだそうだ。まあ私にはよく分からないや。

4. 亜美の免許証チェック(有効期限・免許の条件等)


次に有効期限は「平成23年10月10日」。これが最初に取得した免許なので、有効期限は3年。したがって平成23年まで有効。そして現行の道路交通法では、更新期間は誕生日の前後1カ月の間となっているから、9月10日生まれの亜美の場合、8月10日から10月10日までの間に更新しなければこの免許は失効する。数字的には合っている。
が、しかしですね、最初に運転免許証を取得した時に交付されるのは「グリーン免許」と言って、この有効期限を示す期日のバックが緑色の帯なんだそうです。で、最初の更新時にブルー免許となるんだそうだが、この亜美の免許はいきなりブルーである。う〜む。これは分からんぞ。
さらに加えて、その下に書かれている「免許の条件等」の欄には「眼鏡等」と書かれている。
普通自動車の場合、両眼あわせて0.7以上、片眼でそれぞれ0.3以上というのが、裸眼で運転できる基本要件だ。また片眼が0.3以下の場合は、もう一方の目が0.7以上で視野が150度以上あることが必要だという。つまり「眼鏡等」の条件をつけられている亜美の視力は、左右それぞれ0.3程度かそれ以下ということなんだろう。
小学校の指導方針で言うと、1.0以上はA評価(健常視力)で、特に配慮は必要ない。0.9から0.7がB評価(教室どこからでも黒板の字が読める最低視力)で、これも本人が問題なければいいが、黒板を見るために目を細めたりしなければいけないような場合は、授業中には眼鏡をかけさせた方が良いという。そしてC評価(0.6以下)およびD評価(0.3以下で、最前列でも黒板の字が読みにくい場合がある)の生徒については、眼科の検診を受け、授業では必ず眼鏡をかけるよう指導するんだそうである。
私は、Act.5で亜美の眼鏡を手に取ったうさぎのセリフ「あれ、これほとんど度が入ってないね。外しても大丈夫なんじゃない。外した方が可愛いし」から考えて、亜美の視力はせいぜいB評価(0.7〜0.9)であろうと踏んでいた。ところが、それだったら自動車を運転するのに「眼鏡等」の条件はつかないはずなのだ。これはどう考えたらいいのだろう。あれから4年、お医者になるための勉強をやっているうちに、視力が落ちちゃった、と考えるのが、やっぱり無難ですかね。謎は徐々に深まる。

5. 亜美の免許証チェック(免許証番号)


そして最後は免許証番号。これは「第300801699380号」です。
全部で12桁の数字で、始めの2桁は、その免許が最初に交付された都道府県をあらわすという。亜美のは「30」で、これは「東京都」を意味する。都内で新たに免許が取れるのは「府中運転免許試験場」(府中市)、「鮫洲運転免許試験場」(品川区)、「江東運転免許試験場」(江東区)の三箇所だが、最後の江東運転免許試験場には、実技試験用のコースがない。そのため、自動車教習所を卒業するなどして、実技試験を免除になった人だけが受験できるそうである。先ほど書いたように、私は亜美が、教習所にも通わず、一発で合格したと思っている。
まあ、教習所の宣伝文句によれば、普通の人でも、最短で3週間もあれば取得は可能で、合宿に参加すれば2週間ちょっとで取れるという。だから、亜美の実力なら、1週間ぐらい日本に帰国して、そのあいだ毎日自動車学校に通い詰めて、それから江東区で適性試験と筆記試験だけ、ということも、あり得なくもない。
でも取得したのが3月10日である。だいたい1月から3月にかけての自動車教習所は、学生とか就職予備軍で混んでいて、そう予約が取れるものではないらしい。なので、やっぱり江東区の可能性は外して、府中か鮫州で取ったと考えておこう。カシオペアさんが【第131回】のコメント欄に「免許証番号3008……って事は府中か鮫洲の試験場に行ったってことですかね?」と書かれていて、意味がよく分からなかったんだが、そういうことですか。
次の3桁目と4桁目、つまり亜美の場合「08」だが、これは初回に免許を取得した西暦の下2桁。2008年だから08で、問題はない。
次、5桁目から10桁目まで。亜美の番号は「016993」これは何だか分からない。だいたい、運転免許番号の数字の意味なんて、別に警察が正式に説明しているわけではない。偽造するときの参考にされてしまうもんね。そんなわけで、この6個の数字の意味については色々な推理がある。違反回数、教習所コード、さらには、筆記試験で間違えた問題の数が潜んでいるとか、犯罪歴の有無やドライヴァーの運転適性の情報などが暗号化されているとか、諸説入り乱れている。分からないのでこれはパス。
11桁目、亜美の番号は「8」。これが問題なんだ。通説によればこの番号はチェックディジット (check digit)であると考えられている。チェックディジットとは、免許証番号とか、銀行口座番号のような、重要なIDナンバーのどこかに埋め込まれた、検証用の数字だ。つまりここまでの数を一定の数式に当てはめて計算し、自動的にはじきだされる数が書かれている。それが合っていればよし、もしあっていない場合は、書き間違いか、あるいは偽造の可能性が出てくる、というわけだ。
免許証の場合、その数式は「モジュラス 11 ウェイト 2 〜 7」と言われるパターンに従っているのではないかと言われている。ってよく分からないんですが、具体的にどういうものかというと、まずここまでの10桁がa,b,c,d,e,f,g,h,i,jだとすると、そのそれぞれの値に5, 4, 3, 2, 7, 6, 5, 4, 3, 2というパターンで数をかけて、それを全部足す。こういうことだ。

a×5+b×4+c×3+d×2+e×7+f×6+g×5+h×4+i×3+j×2=X

この数値 X を 11 で割って、余りを求め、更にその数を11から引く。そして出てきた数字が1桁ならそのまま、2桁なら下1桁の数字が、免許証番号の第11桁の数字に埋め込まれるのだという。まあともかく、やってみましょう。亜美の場合、aからjまでは「3008016993」である。したがってチェックディジットはこうなるはずだ。

3×5+0×4+0×3+8×2+0×5+1×6+6×5+9×4+9×3+3×2=136
11 - ( 136 % 11 )=7

1桁目から10桁目までの各数値に、それぞれ5, 4, 3, 2, 7, 6, 5, 4, 3, 2を掛けて総和を求めると136であり、136÷11の解は、12余り4である。この余りの数「4」を11から引くと「7」で、つまり亜美の免許証番号の11桁目は「7」でなくてはいけないわけだが、あれあれ「8」だぞ。おっかしいな。偽造か。
これ以上のことは私には分かりません。ので、後は最後、12桁目の「0」これは紛失・汚損等によって再交付された回数だそうです。亜美の免許は取り立てのぱりぱりなので「0」で問題はない。

6. 亜美の免許証チェック(総括)


以上、えんえんと水野亜美の運転免許をチェックしてみた。疑問点と、それに対して考えてみた仮説を総括してみよう。
【疑問1】そもそもこの『Special Act』の冒頭で「高校の途中から、アメリカの大学に留学。どんどん試験をクリアして、史上最年少のドクターになるんじゃないかって噂です」と言われていて、まだしばらくはアメリカで学業を続けるつもりであろう亜美が、どういう必要があってわざわざ帰国し、日本の運転免許を取ったのか?
【仮説1】3月にちょっと帰省したおりに、母親から「免許でも取っておいたら?」と言われて、1日・2日勉強して、ダメもとで受験したら、実技も含めて一発で合格した。さすが亜美ちゃん。
【疑問2】本籍地、そして現住所がマンションではないのはなぜか?
【仮説2】亜美と自分の将来を考えた母親が大学病院を辞めて、一軒家を購入して開業医となり、籍を移した(StreamKato説)。もしくは、離婚していた父親と復縁して、父親の実家に戻った(Leo16便乗説)。
【疑問3】新規取得で「グリーン免許」のはずなのに、有効期限の背景色が青い「ブルー免許」なのはなぜか?
【仮説3】分からない。
【疑問4】ダテ眼鏡で、実はあまり視力は悪くなかったはずなのに、運転の要件として「眼鏡等」とされているのはなぜか?
【仮説4】勉強しすぎてほんとうに眼鏡が必要なくらい目が悪くなった。
【疑問5】免許証番号の11桁目、通説によれば「モジュラス 11 ウェイト」方式で算出される数字と合うはずのチェックディジットが、合わないのはなぜか?
【仮説5】分からない。


さっぱり分からないのは【疑問3】【疑問5】だ。どちらも、現行の日本の免許証ではありえない。これに関して【第130回】のコメント欄に書かれたこっちよ!研究員の仮説をあてはめてみよう。つまり、飛び級と史上最年少ドクターはともかく、ドクター取得前で、すでに手術に立ち会っている亜美というのは、超法規的な措置を受けているとしか思えない、したがって、日米両政府の何らかの後ろ盾があって、免許もそのスジで発行されたのではないか、ということだ。う〜んそうですねえ。実は彼女の才能は、すでにCIAに見込まれていて、今回も、たんにうさぎの結婚式にやって来ただけなのではなく、妖魔の発生を察知した諜報機関の肝いりで、日本の免許証まで渡されて来日したのだ、とか。
しかしCIA(と決めつけているが)なら、しかも日本政府も絡んでいるなら、もう本物以上に本物の免許証を偽造するはずで、ブルー免許やチェックディジットの間違いなんて初歩的ミスはあり得ないとも思う。どうなんでしょうか。謎はますます深まったところで、この問題はもうこの程度でいいや(なんだよ)。
しつこいようだが運転免許をもっていない私のことゆえ、なんか基本的な勘違いをやらかしているのかも知れない。お気づきの点があったらご指摘ください。こんな議論につき合ってくださる方がどれだけおられるかはともかく。