実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


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【第803回】ぐいぐい巻いてけ、の巻(泉里香『ゲキカラドウ』後半総括:前編)


 北川景子の『探偵の探偵』と同シーズンに放送されていたドラマ『表参道高校合唱部!』第5話(TBS、監督:石井康晴、2015年8月)より、左から佐々木美子(萩原みのり)と引田里奈(森川葵)。



 間もなく公開される『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』(制作:ギャガ・SDP、監督:英勉、2021年4月)に先駆け、ただいまAmazonプライムビデオで配信中の『賭ケグルイ 双』より、左から戸隠雪見(萩原みのり)と早乙女芽亜里(森川葵)。合唱部OBからは、もちろん高杉真宙も出演しています。



 さて新学期ですね。前もちょっと書いたように、おかげさまで息子の進学先も決まり、一人暮らしをすることになりました。それでまあいろいろバタバタで、大学の入学式は終えたけれど生活環境は整っていない。この土・日も出かけて行ってそっちの作業に時間を費やしたいので、すみませんがかなり端折っていきます。
 

『Oggi』2月号(2020年12月28日発売)より
ドラマ『ゲキカラドウ』×Oggi コラボ企画
桐山照史×泉里香 冬の赤ファッション


 改めましてテレビ東京の深夜ドラマ『ゲキカラドウ』(2021年1月〜3月)。飲料メーカー「ロンロン」の大阪本社から東京支社の営業促進室に異動した熱血営業マン猿川(桐山照人)が、「激辛道」を提唱する上司の谷岡室長(平田満)に見守られながら、はじめての東京で悪戦苦闘、挫折や失敗を経験するたびに激辛料理を食べて克服する……という、一昔前のサラリーマン漫画みたいな話だが、原作なしのオリジナル・ストーリー。



 第7話がフィーチャリング泉里香のエピソードで、3回に分けてレビューしているうちに放送の方は終了してしまった。残りを一気に行ってしまいたい。

第8話「激辛アラビアータとモテカラドウ」



 2021年2月24日に放送された第8話の主人公は、チャラい後輩の篠宮(中村嶺亜)が、ネットで知りあった激辛好きの女の子、香澄(武田玲奈)と真剣デートする話。実は篠宮は営業促進室で唯一、激辛料理が苦手なのである。




 唐辛子のピアスをしているほど激辛料理好きのゲストヒロイン、武田玲奈は、最近ドラマやCMへの出番が増えてきて、同世代のグラドルのなかで、頭ひとつ突き抜けつつある感じ。このブログでも先日、小池里奈と共演した『名探偵明智五郎』を取り上げさせていただいた。



 Wikipediaには『表参道高校合唱部!』第5話の篠崎彩花役がドラマのデビュー作と書かれていて「誰だそれ?」と探してしまったが、これかな。タレントをやっている吉本実憂の父親がホームレスであることを暴露するチラシが中庭にばらまかれる。犯人はそれまで吉本実憂の取り巻きだった小島梨里杏と長谷川ニイナ。インケンだねえ、という場面で、男の子とチラシを拾って見ているの、これが武田玲奈かな。画面に映るのはツーカットぐらいで、役名がつくほどの出演ではない。もともとはもう少し出番があったものを削られたのかも知れない。



 武田玲奈は北川景子のドラマ『リコカツ』初回にも出てくるということだ。北川さんをライバル視する職場の後輩役で出演されるということだ。とにかく、ご活躍なのは何よりだ。










 一方の中村嶺亜(なかむら・れいあ)はジャニーズJr. のグループ『7MEN侍』(セブンメンさむらい)のメンバー。2018年2月の結成なんだけど、案の定というか、すでにメンバーの脱退と加入が数回繰り返され、セブンメンといいつつ6人組となっているようだ。
 そもそもこのテレ東の「ドラマホリック!」という枠は、ジェイ・ストームの制作なので、主演はジャニーズ事務所の人気タレント、さらに今回の中村嶺亜のように、Jr. から期待の若手も出ている。『ゲキカラドウ』の次、次週からは、森絵都の人気青春小説『DIVE!』をHiHI Jetsのメンバーでドラマ化する。麻木コーチを演じるのは馬場ふみかだそうである。



 閑話休題。そんなわけで現在『ゲキカラドウ』全話を有料配信しているParaviでは、この中村嶺亜を主演にしたスピンオフドラマ『ちょこっとゲキカラドウ』も配信中ということだ。泉里香もレギュラーらしいぞ。

第9話「辛口外資系企業と激辛ハンバーガー」


 ……こんな調子ではぜんぜん進まないではないか。次、3月3日放送の第9話。これまでロンロンが独占契約を結んでいた遊園地が、アメリカの大手企業「スパイシー」に買収され、「クールで洗練された最先端のテーマーパーク」として生まれ変わることになった。





 それに伴い提携業者を抜本的に見直すという。いや見直すというか、プロジェクトを任されている日本支社ゼネラルマネージャーの田中(山田純大)は、これを機にダサいロンロンを切って、コカコーラっぽい外資系の超大手飲料メーカーに替える気まんまんだ。もうロンロンなんかには、洟を引っかけようともしない。



 ロンロンにとっては大口の顧客を失う危機。なんとしても回避したい。しかし、コンペの責任者となった山崎(森田甘路)のプレゼンはひどく生彩を欠いていた。なぜか。彼はかつて、今回競合相手となった大手飲料メーカーの入社試験を受けて、面接で人柄の良さをアピールしたところ皆から嘲笑され、ひどい劣等感を植えつけられてしまったのだ。



 そんな山崎を猿川は「MUNCH'S BURGER SHACK」芝公園本店に連れ立ち、「ジョロキアチリチーズバーガー」の5辛を注文。アメリカなんて食っちまえ、とがっつり行って、勢いで巻き返しをはかる、というお話。泉里香の出番は、ほぼ冒頭とエンディングのみ。



第10話「辛口料亭と涙の激辛丼」


 続く第10話(3月10日放送)は、またしても中村嶺亜の演じる篠宮フィーチャー回。コネ入社で、会社に対する愛情も営業に対する情熱もない篠宮のことが心配な猿川。谷岡室長から「組織において一番大切なこと、それは後輩を育てることだ」と示唆されて、篠宮をすこし厳しく指導することを決意した猿川は、辛口女将のいる老舗料亭(松下由樹)へ篠宮を連れて行き、かれに商品説明をさせる。



 という物語の本筋はまあいいか。第2話あたりから、ときおり営業促進室に激辛ランチをデリバリーするヒーハーイーツの配達員(しずる村上純)がいましたね。麻友(泉里香)にうっとり見とれていた人。この人が今回、いよいよアクションを起こすが、本人も気づかないまま、あっという間に玉砕する。


配達員「こんちはヒーハーイーツです」



友 麻「あれ、またあなた?」



配達員「あ、はい」



配達員「……と……こちらですね」



配達員「あと、この……ほう」



配達員「サービスです」



友 麻「ありがとうございます」



配達員「またのご注文、よろしくお願いします」



友 麻「またお願いします」



配達員「はい!」



友 麻「はい、これ炭水化物だから」



山 崎「あ、ありがとう」



友 麻「モテるオンナは辛いわぁ」


 以上。次は第11話「谷岡流激辛もつ鍋」(2021年3月17日)。……と思ったけど、すみません時間いっぱいです。第11話と第12話は次週ということで。仕方がない。どっちにしろ、泉里香『高嶺のハナさん』(BSテレ東)が2021年4月10日(土)スタート、北川景子『リコカツ』(TBS)は4月16日(金)スタートと、この夏は嬉しくもいろいろ慌ただしくなるのは避けがたいのであります。