実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


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【番外編】ともかくおめでとう!


 公開2週目の『映画 賭ケグルイ』は興収2億3500万円を越えてランキングは1週目と変わらず6位。順位を下げなかったのは立派だが、もともと連休明けで、これといった話題作も封切られなかったので(水谷豊の脚本・監督作『轢き逃げ 最高の最悪の日』は全国100スクリーンあまりの小規模ロードショーだった)まあこんなもんだよね。



 来週になると松坂桃李の『居眠り盤音』や西島秀俊&佐々木蔵之介の『空母いぶき』といった話題作が入ってくる。この週明けどこまで踏ん張るかが、4週目までランクインできるかどうかのポイント。難しけど、応援しよう。



 さて、今回の話題はセーラームーンとはまったく関係ないのだが、とにかくマジで驚いたので更新します。
 テレビ朝日「金曜ナイトドラマ」の『家政夫のミタゾノ』が始まったのは2016年の10月。タイトルからは『家政婦のミタ』を連想するけど、内容的には元祖、市原悦子の『家政婦は見た!』シリーズに近い。「むすび家政婦紹介所」に所属する謎の万能家政夫、三田園さん(松岡昌宏)が毎回、さまざまな家に派遣されては、見かけは平穏な家族の秘密を暴いたりして去って行く、という一話完結のドラマである。いろいろ謎が多くて、TOKIOの松岡くん演じるミタゾノさんがなぜ女装しているのかも、実はよく分からない。



 「金曜ナイトドラマ」枠は、いつもだいたい平均視聴率4%くらいなのだが、『家政夫のミタゾノ』は7.6%を獲得した。ちなみに沢井美優がゲスト出演した第6話の視聴率は7.7%だった。ついでに言うと沢井美優は、松嶋菜々子の『家政婦のミタ』と松岡昌宏の『家政夫のミタゾノ』の両方に出演した数少ない(と思う)女優さんである。ほかに誰か出ているかは知らない。


『家政夫のミタゾノ』第6話より、清水富美加さんと沢井美優さん


 で、視聴率が良かったせいか、2018年に第2シーズンが放送されることになったが、ひとつ問題があった。第1シーズンのヒロイン、つまり松岡くんのパートナーとなる若手家政婦を演じていた清水富美加が、第1シーズンが放送された翌春、突然ハッピーサイエンスな宗教団体への「出家」を表明して、続編への出演が困難になったのである。



 そこで第2シーズン(2018年4月~6月)には、清水富美加に代わる新たなヒロインとして強力彩芽が抜擢された。ところが放送が始まって間もなく、剛力彩芽とZOZO前澤社長の熱愛が週刊誌に報道され、本人たちも交際を認めて、それからいろいろあって、結局この作品のレギュラーを最後に、剛力彩芽は今日までテレビドラマに出演していない。



 ドラマ自体は平均視聴率6.7%と、またまた快調だった(ちなみに同時期の土曜の23時に放送されていた『おっさんずラブ』は4%だった)。そこで2019年4月から第3シーズンが始まることになったわけだが、今回ヒロインに選ばれたのは川栄李奈。売れっ子中の売れっ子である。それが清水富美加と剛力彩芽の後任とあっては、エイベックスも頭を抱えたろう。この子も、この作品を最後に開店休業状態に陥る危険が……。でもジャニーズとの関係もあって、むげにオファーを断れない。ジャニーズもジャニーズで、そんな都市伝説には半信半疑なものの、それなりの保険は必要との判断にいたった。



 それでこの第3シーズンでは、松岡昌宏と川栄李奈のあいだに、ジャニーズからHey! Say! Jumpの伊野尾慧を連れてきて押し込んだ。一種のリスク分散である。何しろ伊野尾くんはいろいろと経験していて耐性ができている。なかでも2016年、シンガポールのホテルの屋上プールで明日花キララとの密会をスクープされた件は有名である。



 これで川栄李奈に何かあっても、イザとなったら泥はぜんぶ、ヨゴレに強い伊野尾くんがひっかぶってスケープゴートになるから、というような同意のもとに慎重にドラマは始まり(推定)、ここまで平均7.5%とまずまずの視聴率をとっていた。が、折り返し点となる第5話オンエアの当日、川栄李奈さんの結婚&妊娠の発表があった。関係者は対応に追われて大変だろうがこれはおめでたい。おめでたい話だがそれよりも何よりも


すごいぞ 松岡昌宏!
なんでだ『家政夫のミタゾノ』!


 今夜から明日にかけて、ネットでは「ミタゾノの呪い」がトレンドワードになるだろうね。私もあまりにもびっくりしたので記事を更新した。
 ではまた。今回はイレギュラーすぎたね。だから、できれば日曜日にもう一回、『白衣の戦士』第5話レビューを更新しようかと思っております。



 ……と思ったが、すみません急な用事で出かけて疲れてしまったので、もう一回の更新はあきらめた。ちょっと書き足すだけで今週は終わりにします。
 


 で、『白衣の戦士』はいよいよフィーチャリング小松彩夏の第5話「不倫発覚!?ナースの恋愛事情とせつない恋の結末!!」となった(日本テレビ、2019年5月15日放送、脚本:梅田みか/照明:北條誠/撮影:坂本誠/演出:菅原伸太郎)。前回の猪股隆一監督から、ふたたび菅原監督に戻った。



 詳しくは次回にレビューするとして、全体的な感想だけ述べておくと、このドラマ、職業ものからラブコメ連ドラへと次第に形を整えてきた。しかも今回のテーマは「不倫」。これは昨今では冒険というか、まあ水川あさみはWOWOWで『ダブル・ファンタジー』なんて濃厚なドラマをやっていたけど、よくも今どきの地上波で「妻子ある医師とずるずる関係が続いている有能な主任ナースの苦悩」なんて古典的不倫ドラマを作れたと感心する。非常にオーソドックスだが、その勇気を支持したい。




はるか「この真面目な主任が不倫……」



夏 美「ちょっと、そんなチラチラ見ないの。 はい」



雪 乃「立花さん、休憩室に置いといたプリン知らない?」



はるか「不倫!?」



絵里奈「あぁ すいません、わたし食べちゃいました」
雪 乃「もう、買い足しといてよ」


はるか「あぁ、プリンね、プリン」


 ただ、前回も書いた公式サイトの「交際中の彼氏がいるが、いつも合コンのセッティングを頼まれてしまう」という藤井雪乃(小松彩夏)のキャラクター設定が、メインの不倫ドラマを盛り上げる道具立てとして消化されてしまったのは残念だ。これで小松彩夏の役目はだいたい終わっちゃったもんなあ。最終回までにもう一度、どこかで弾けて爪痕を残してくれることに期待したい。でもこまっちゃんだしな……。



 てなとこで、中途半端ですみませんが今回はこれにてごめん。最後にもう一度。

 

『セーラーゾンビ』(2014年)の川栄李奈さん。おめでとうございます。