実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


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【第709回】駆け抜けろスキャンダル(泉里香『スキャンダル専門弁護士QUEEN』第2話・第3話)


 二月に公開された『Back Street Girls ゴクドルズ』劇場版が早くもダウンロード配信されている。いまのところセル限定でレンタル配信はまだ、それにDVDやブルーレイが出るのは5月で、特典映像とかが欲しい人はそちらを待たなければならないが、その代わりITunesムービーでもAmazonプライムでも、今すでに1500円という安価で購入できる。珍しいパターンで、普通はテレビドラマ版が放送されてから劇場版という順序だが、この作品は、まず2019年2月9日に劇場版が公開され(といっても東京の映画館で短期間上映されただけらしいが)、同じスタッフ・キャストによるドラマ版(全6話)が後を追って放送された(MBSドラマイズム枠で2月18日から3月25日、TBSでは2月20日から3月27日)。約一ヵ月遅れの宮城の東北放送ではただいま絶賛放映中でもうすぐ最終回のはずである。ですよね(誰に語りかけてんだよ)。名古屋ではまだ、いつ放送されるかもわからない。そういうなかで、劇場版がいちはやくリリースされたわけだ。



 ドラマ版より早く公開された劇場版であるが、前半20分ほどはドラマ版をダイジェストにした感じ。私にはちょっと乗りにくかったので、やっぱりドラマ版を先に観たかった。でもそこを過ぎると意外なくらい正調Vシネやくざ映画の展開になって、最後の殴り込みの場面なんか、そういうのが好きな私はけっこう燃えた。何よりも主演の三人がすごく良いです。岡本夏美は男前な役をやらせると美少女ぶりがきわだつし、お芝居もうまいなあ。松田るかと坂ノ上茜もすばらしい。



 で引き続き『賭ケグルイ』Season2もスタートした。こちらは普通にドラマ版の放送から始まり(東北放送は4月17日からですけどね)、劇場版の公開は5月となる。名古屋での放送予定は告知されていないので、観たかったらネットフリックスに入らなきゃならず、単品でのレンタルあるいは購入はできない。カンベンしてくれよ。仕方がないのでネットで違法に出回っている動画を違法に観た。まあ第1話から萌えまくりの展開だが、前にも書いたように客を選ぶ作品で、こんなのゴールデン・ウィークにぶつけて良いのか、改めて心配になった。



 さて御案内のとおり小松彩夏が事務所との契約終了という思い切った手に出た。でも姫の現状を思うと良い決断かもしれない。この4月から始まる『白衣の戦士』(日本テレビ)へのレギュラー出演獲得が、アミューズからの門出のプレゼントなのか、よく分からないが、前にも書いたとおり、当ブログとしては今年の重点課題として小松彩夏を強く応援していきたい。何の効果もないが。



 以前、加村真美が岩手県のご当地アイドルとして脚光を浴びたとき、橋本環奈をもじって「1000年に二人目の美少女」と言われたが、それは間違っている。正しくは「岩手県で二人目の美少女」である。もちろん一人目は小松彩夏である。ちなみに三人目は志田友美である。ものすごくクオリティが高いじゃないか。そういうことで(どういうことだよ)頑張れ小松彩夏。



 話が変わってすみませんが、『白衣の戦士』は中条あやみと水川あさみのダブル主演という扱いになっている。水川あさみは1月シーズンの『スキャンダル専門弁護士QUEEN』(フジテレビ)で竹内結子の相方、一昨年の『人は見た目が100パーセント』(フジテレビ)でもヒロインの桐谷美玲を好サポートするメインキャラクターというおいしい位置(ただし実力が要る)にいた。一方では昨年のWOWOW『ダブル・ファンタジー』に主演、村上弘明や田中圭や眞島秀和となかなかにエロいラブシーンを演じていた。絶好調だな。安座間美優(『ダブル・ファンタジー』『人は見た目が100パーセント』)、泉里香(『スキャンダル専門弁護士QUEEN』)、小松彩夏(『白衣の戦士』)と戦士たちと立て続けに共演しているので、なんだかんだとこのブログでもよく取り上げさせていただいております。



 なんて悠長なことを書いているが、その『白衣の戦士』がもう始まってしまう。ネタが消化しきれていないのに困ったな(最近こればっかり)。とりあえず前回に続いて『スキャンダル専門弁護士QUEEN』の続きを、泉里香出演シーンを中心にスキップしながら観ていこう。



*以下、完全ネタバレですのでご了承ください。


第2話「契約社員VS大企業のセクハラ騒動 嘘か真か暴露本の罠」


 第2話(フジテレビ、1月17日放送、脚本:倉光泰子/照明:渡辺良平/撮影:佐藤勝成/撮影監督:福留章介/演出:横尾初喜)。氷見(竹内結子)、与田(水川あさみ)、藤枝(中川大志)ら鈴木法律事務所危機管理部のもとに大手広告代理店「Dcide」所属CMクリエイター谷正輝(波岡一喜)が、会社の人事部長(国生さゆり)につきそわれてやって来る。谷が契約社員からセクハラで訴えられ、それがメディアに漏れて炎上しそうなので、事態を沈静化し、企業イメージを守って欲しい、というのが依頼内容だ。



 セクハラ記事が書かれた『週刊文新』にはかつて氷見(竹内結子)のクライアントだった記者、藤堂(泉里香)がいる。氷見は担当者を紹介してもらおうと『文新』編集部の藤堂を訪問するが、そこで目にとまったのが『FRIDAY』ならぬ『サーズデイ』誌の編集者と打ち合わせ中の記者、茂呂(佐野岳)。



茂 呂「裏が取れるの待ってください」
編集者「吾妻涼介は今ガードが堅いから時間かかるでしょ?」



茂 呂「それは分かってるんですけど、タイミングあるんですよ」
編集者「他のネタないかな?」



茂 呂「いま関係者に仕掛けてるところなんで」
編集者「そんなこと言われてもさ」



茂 呂「じゃあ これ見てください」
編集者「何だよ?」



藤 堂「何見てるんですか?」



氷 見「あらぁ元気そうね」



藤 堂「まあ何とか、はい」



氷 見「頑張ってるみたいで 何より」
藤 堂「氷見さんたちのおかげです」



藤 堂「谷さんの記事わたし関係ないんで、担当の堀川を紹介します」
氷 見「ありがとう」



氷 見「ねえ『サーズデー』にいる あの人は?」
藤 堂「ああ、あれは茂呂とかいうフリーランスの記者です」
氷 見「茂呂さん」
藤 堂「そう」



茂 呂「裏取りできたネタしか取ってこないから、旬なネタ逃しちゃうんですよ」
藤 堂「彼が どうかしました?」



氷 見「いや。 タイプだから」
藤 堂「そういうこと? 無駄にイケメンなんですよね~」



氷 見「今度 セッティングしてよ」
藤 堂「何言ってるんですか、もう」


 再会を果たした『仮面ライダー鎧武』葛葉姉弟。でもこういうことを掘り下げると、また先に進まなくなるので今回は飛ばします。



 茂呂(佐野岳)は第1話の最後で氷見の事務所に盗撮写真を送りつけている。そこには次期首相候補と言われる保守党の若手代議士、吾妻涼介(山本耕史)と氷見が仲むつまじく歩く姿がとらえられていた。



 とにかく茂呂の狙いは氷見にロックオンされている。一方、氷見の相方の与田(水川あさみ)が東堂を介して茂呂にコンタクトをはかる。



藤 堂「茂呂さん、この人が会いたいって」





藤 堂「何 言われたか私にも教えてくださいね」



 いろいろあって、今回はセクハラ以前にパワハラの問題があって、さらに広告デザインのパクリ疑惑まで絡んでいることが明らかになる。波岡一喜はもともと、部下で契約社員の成海璃子と付き合っていたのだが、すぐに振られてしまって、その腹いせにパワハラ行為を行っていた。それで怒った成海璃子がパワハラで波岡一喜を訴えたところ、会社ぐるみこれをもみ消しにかかった。なぜか。



 波岡一喜は会社の人気クリエイターとして多数の広告デザインをこなしていたが、量産が過ぎて最近のデザインには他人の作品をパクったようなものが増えてきてしまっていた。いまパワハラ騒動が大きくなると、パクリ疑惑の方にまで飛び火しかねない、それだけは困る、というのが会社側の思惑だった。



 会社は結局、謝罪会見を開き、波岡一喜はパワハラ疑惑を全面的に認めて詫び、人事部長の国生さゆりは彼をデザイン以外の部署に異動し、働き方改革を徹底すると報告する。で、デザインのパクリ疑惑はひとまず闇から闇に葬られる。さらに出版が間近に迫った暴露本を封じ込めるために、竹内結子は、かつて二人が付き合っていたことをマスコミにリークして、今回のセクハラ・パワハラ騒動を別れた男女の痴話げんかのレベルまで矮小化して事件の幕を引く。



編集長「『ブラックダイアリー』 出版中止!」



堀 川「でも……二日後、発売ですよ!?」



編集長「早く 関係者に連絡しろ!」



藤 堂「氷見さん?」


 かなりムリヤリな解決方法だし、結局パワハラ・セクハラに対する反省のようなものはまったく出てこないし、謝罪会見は肝心なことは答えない炎上必至の内容で、マスコミや世間が納得するとはとても思えないし、しかもパクリ疑惑は、いつ誰が気づいて再び大騒動になるか分からない状態で放置されたままなので、とても危機回避を果たしたようには思えない。いろんな「?」が頭に浮かんだまま置き去りにされるドラマなのだが、まああいいや、次。

第3話「メダリストが殺人? 疑惑の採点と空白のアリバイの謎」


 第3話(フジテレビ、1月24日放送、脚本:倉光泰子/照明:渡辺良平/撮影:矢部弘幸/撮影監督:福留章介/演出:関和亮)。フィギュアスケートの世界大会(オリンピックということになっている)で金メダルを受賞した相馬紀子(白石聖)に婚約者殺害の嫌疑がかかる。



 第一発見者で、凶器のナイフに指紋がついていたからだが、紀子は気が動転してナイフを手にしてしまったと釈明する。ネット上では紀子犯人説が囁かれたり、逆にリンクの上でもメダルを争い、私生活でも恋人を争っていたライバルの銅メダリスト、リナ(石田ニコル)を疑う声もあった。



 で、それとは特に関係なく(笑)、第1話で、林総務大臣の息子のセクハラ訴訟を取り下げたはずの藤堂が、やはりこの件を公にしたいと言い出したらしい。山川議員の不正献金疑惑ネタをリークする取り引きをすませたはずなのに、約束を破られれば、氷見たちも面目丸潰れである。与田(水川あさみ)と藤枝(中川大志)が説得に乗り出すが藤堂の意志は堅い。



藤 枝「東堂さん」



藤 枝「転職されたらしいですね」



藤 堂「ヘッドハンティングです」



藤 枝「われわれの渡したネタで出世できたのに、もったいない」



藤 堂「あんな局に未練ないんで。ご用件は?」



藤 枝「林議員のネタ売ったら、どうなるか分かってますか?」



藤 枝「ん? お知り合い?」



藤 堂「いえ。どちらさまですか?」



 男 「林先生の友達です。仕事のできないヤカラがいるって聞きまして」



藤 枝「仕事のできないヤカラ?」



藤 枝「えっ? 俺?」



藤 枝「えっ? えっ!?  俺? いや……」



与 田「あなたも消されるかもしれませんね~」



藤 堂「やっぱり氷見さんの仕込みですか」



与 田「山川議員のネタを渡す代わりに林議員のネタは封印することを約束しましたよね? セクハラの件口外しないって誓約書まで書いてんですよ」



藤 堂「まあ、後悔先に立たず、ってやつですね」



与 田「この件むし返したら、人生終わることくらい分かってますよね?」



藤 堂「私は死んでも構わない」
与 田「え……何か今、自分に酔ってます?」



藤 堂「はっ? 酔ってませんけど」
与 田「別に 酔っても構いませんけど、うちらまで巻き込まないでもらえます?」



藤 堂「酔ってませんし」



与 田「酔ってんな~」



 『週刊文新』に強引に林議員のネタを突っ込もうとする藤堂を、氷見たちは金メダリストフィギュアスケーター、相馬紀子のスキャンダルを使って力技でねじ伏せる。実は相馬紀子は子供のころから厳しく育てられた極度のマザコンで、金メダルを獲らなければという強迫観念から、コーチに命じらてオリンピックの審査員に枕営業をしかけて、ポイントを稼いでいたのだ。



 そのことを知って激怒した婚約者がすべてを公表すると言い、止めようとしたコーチに刺されてしまった、というのが事件の真相である。これはすごい。日本が一回ぐらいオリンピック出場停止になってもおかしくないくらいの国際的大スキャンダルだ。



 相馬選手の告白・謝罪会見を直接ぶつけられて、泉里香のネタは消し飛んでしまう。なんかちょっとこのときの「えっ!?」っていう泉里香の表情が、子供の頃を思わせるというか、私はなんとなく「ああやっぱり泉里香は浜千咲なんだ」って思ってしまった(笑)。



編集長「おい、林議員のネタ、相馬紀子に全部差し替えるぞ!」



藤 堂「えっ!?」



編集長「概要はこれ。急げ、時間ないぞ! おい動け動け動け」



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藤 堂「何で余計なことしたんですか?」



与 田「余計って?」



藤 堂「わざと 会見を今日にして、記事つぶしたんですよね?」



与 田「記事よりも大切なことってありますからね~。人の命とか」



藤 堂「なにキレイごと言ってるんですか?」



与 田「性格。悪いよね」



藤 堂「よく言われます。私あきらめませんから」


 ていうことで、手もとにあるのはあと第4話、そして第6話、第7話、最後の第10話の録画である。あとは海外出張に行っていたり、うっかりしたりで忘れた。次回はそうですね。第7話の真野響子が白髪の作家で、若い秘書をかわいがる話が、観たなかでは一番良い話だったので紹介させてもらって、いっきに突然ながら最終話に行こうと思う。で、『ナースのお仕事』じゃなかった『白衣の戦士』もできればチラ見したいと思います。ではまた。