実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


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【第220回】まこちゃんはハンチングがお好きの巻




グラビアアイドルAYAKA(の胸)と、ゼリー飲料のツーショット。
大好きなAYAKAのホンモノとばったり出会ってしまった小出恵介くんが、感動と驚きのあまりその場でピュッと出してしまったものを、AYAKAは、素肌の胸のふくらみで受け止め、天使のようにニッコリほほえむではないか。

小出くん「出ちゃった…」
彩夏さん「出ちゃったね」

そのほか、北村総一朗のもとに急ぐ上野樹里のウエディングドレスの胸元とか、田中圭に飛びヒザ蹴りをする木村佳乃のふとももなどに特別な関心をお持ちの方は、おそらく観ても損はないであろう。劇場へ急げ。

 

さて、明後日(9月21日)が『ブザー・ビート』の最終回なので、恒例により、当日は放映の無事終了を祝って、何か新記事をアップする予定である。なのでちょっと早めに更新しなければいけない。が、私はスランプが続いていて(このまま定着しそうだが)そんなにネタがない。今回もごく短めに、しかも中身がからっぽの記事で失礼いたします。

 

というわけで帽子問題である。【第217回】のコメント欄で、ikidomariさんから「まことはポニーテールなのに、Act.31 には、部屋に帽子がいっぱいかかっているシーンがある」という指摘があった。
  
ちょっと不思議なデザインの帽子立てですね(注:正しくは帽子掛け、帽子ハンガーである。コメント欄でこっちよ!さんから指摘された)。
で、それに対してStreamKatoさんが、まことはAct.7、Act.9、Act.11、Act.20、およびFinal Actで帽子をかぶっていて、意外と帽子好きだ、というようなレスをつけておられた。それで私もざっと検証してみた。結局、これといってお二人の話に付け加えるような発見はなかったが、せっかくなのでまとめておきます。見落としがあったらご指摘ください。
まず、Act.7、Act.20、Act.33。この3つのエピソードで、まことがけっこう帽子好きなことはよく分かる。

Act.7は東京シティドーム遊園地のトリプルデート。まことは最初、古幡とペアになるが、古幡ねらいのうさぎのために譲ってやり、地場衛と組む。だれとペアになったって、自分で本気でつきあおうなんて男子はいるはずがない、って感じです。
Act.20は、うさぎが親戚のひかりちゃんに頼まれ、大地君とのデートに付き添うことになった様子を、こっそり追跡中のコスチューム。大地君は地場衛を連れてきたので、はからずもうさぎと衛もデートをする形になった。

この後まことは、衛がタキシード仮面に変装する現場を目撃してしまって(推定)衛を殴ることになる。「あんた、最低だよ。うさぎには黙っておくけど、二度とあの子に近づくな」
それから、Act.33は、衛がロンドンから緊急帰国した次の回だ。その冒頭でうさぎの交際宣言。「ぜったい星なんか滅びない、って言ってくれたし、約束したんだよね。一緒に戦うって。だから、みんなにも内緒にしないで、堂々としよう、って」。
みんなに反対されると思いきや、亜美はもちろん、まこともレイも受け入れる「やめろって言ったって無駄でしょ。ロンドンまで行こうとするんだもの」「プリンセスのお守りは大変だな」「うさぎちゃん、よかったね、あんなに好きだったもんね」反対はルナだけだ。
と、こうして見ると、なんだか話の流れに地場衛が本格的に絡んでくる時ばかり選んで、まことが帽子をかぶっているような印象もあるが、どうなんでしょう。偶然かな。

 

もうひとつ、まことの帽子好きをを物語る(と思われる)エピソードがFinal.Actである。
いったん滅びた世界が、うさぎと衛と銀水晶の力で復元されて、平和な日々が戻る。Act.6で遠くから控えめにタケルを見ていただけだったまことは、このリセット世界では、積極的にバスケに参加している(ただし台本では、古幡と仲良く買い物をしていることになっている点に注意。Final Act撮影台本のシーン30をご参照ください)。
この時、彼女はキャップをしていて、さらにその後、スポーツ用品店でシューズの買い物をしている時には、また違う帽子をかぶっている。そして後者の帽子を、結局、最後の大団円のシーンまでかぶり続けている。

わずかな間に二種類も出てくるのが印象的。
Final Actのリセット後の世界というのは、たぶんそれぞれの戦士たちにとって「わたしは本当はこうでありたかった」という理想が実現された世界だと思う。その世界で、まことは、こんなふうに帽子をかぶりまくっているのである。逆に言えば、それだけ帽子大好きなのに、ポニーテールにすることによって、彼女はずっと自分に「私は女の子らしいファッションを楽しんじゃいけない子なんだ」と言い聞かせてきたのかも知れない。ではうさぎと出会い、自分がセーラージュピターであることを知った直後のAct.7で、なぜポニーテールを解いて帽子をかぶったのか。というと、分かりません(おいおい)。
それから、より厳密に言えば、彼女は「帽子」だけではなく、頭飾り全般が好きなのではないかな、と思う。家では頭巾のことが多いようだし、初詣をひかえた年末の火川神社に手伝いに行ったときには、彼女だけがはちまきを締めていた。

 

StreamKatoさんは他にも、Act.9を「帽子着用」の例として挙げておられた。でもこれはまあ「帽子」と言うよりは「警官」である。つまりコスプレだ。もしコスプレまでリストアップしなければいけないとすると「ナコナコ」や「まげ」も入れざるを得なくなると思う。ここまで行くと明らかに「帽子」の範疇を外れる。いちおう、警官の制帽からはエントリー外にしたいと思うが、どうか。

ただそうすると、再びAct.20のハンチングに戻って、これだって一種のコスプレじゃないのか、という反論が起こりうるな。もちろんAct.20のハンチングは、明らかにファッションなのだが、同時に「探偵」あるいは「刑事」を意味する符号でもある。だからコスプレ性もそなえていて、微妙って言えば微妙だね。

 


【追記】今回はだいたい以上で終わりなんだけど、コメント欄をお読みいただければお分かりの通り、後で黒猫亭さんから帽子の形態と名称についてご教示いただいたので、ちょっと追加しておく。私は、本文では「キャスケット」という呼称を使っていない。区別も厳密に考えていなくて「ハンチング」をフランス語で言えばだいたい「キャスケット」になるのだと、おおざっぱに捉えていた。それは基本的に間違いではなかったようだが、実質的な形態の違いから、要するにペタンとした形のものがハンチング、ふんわりしたシルエットだとキャスケットと呼ぶらしい。

つまり、Act.20の川口グリーンセンターのデートでまことがかぶっていたやつとか、ロボット刑事Kがかぶっているようなものが「ハンチング」で、ピンポンパンの酒井ゆきえおねえさん(別にゆきえおねえさんでなくても、例えば大野恭子おねえさんでもいいんだが)や、Act.7の後楽園ゆうえんちデートでまことがかぶっているようなものが「キャスケット」である。
黒猫亭さんからは、ご指摘と併せて、帽子のかたちの違いで名称がパッと分かる、非常に便利な図解を教えていただいたので、紹介しておく(ここ)。
でもアレだね、この図解によると、ガルボ・ハットは言わずもがな、オードリー・ヘプバーンの『マイ・フェア・レディ』でレックス・ハリスンがかぶっていた帽子が「レックス・ハリスン」と呼ばれていたり、あるいは「インディアン・キャップ」や「ピーターパン・ハット」があったり、かなりイージーに名付けられている気もする。いずれ大きなボンボンのついたキャスケットは「ピンポンパン」という独自の分類に発展するかも知れない。
ちなみに早野凡平の帽子は載っていませんでしたね。

 

【追記その2】StreamKatoさんより、オープニングタイトル(主題歌バック)でまことがキャップをかぶっているじゃない、というご指摘があった。そうだよ。そうじゃん。しかもこれ、おっしゃるとおり、Final Actのやつと同じに見える。さらにしかも、まことはこれを美奈子に手渡して、終わりのスタッフ表示のあたりでは、美奈子がかぶっている。戦士の中ではこの二人が帽子好きだよということが、すでにタイトルで暗示されていたのだ。

で、すれ違う衛がかぶっているのが、これがキャスケットだな。なるほど。てか、ひょっとして衛も、好きでシルクハットをかぶっていたのかな。
黒猫亭さん、StreamKatoさん、ありがとうございました。(追記おわり)


じゃあ終わります。
でもアレだね、こういうのは、画像を探すのが面倒だけど、楽しいね。またやってみようか。でも他にはどんなテーマが考えられるだろう。
そもそも「帽子」をテーマにするなら、ご存じのようにまことより美奈子の方がネタが豊富だ。

あるいは「うさぎのパジャマ」というのもあるな。

「亜美の手提げ」というのもなかなかやりがいがありそうだ。

ふむふむ、考えてみるとあるもんだな、他にもなんかリクエストあったら遠慮なくコメント欄までお願いします。
それでは今度こそ本当におしまい。また月曜日に。