実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


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【第164回】北川景子さん生誕22周年記念企画『モップガール』全話バーチャル再放送の巻


本日の記事だが、タイトルをご覧いただければ、説明は不要でありましょう。北川さんのお誕生日をお慶び申し上げると同時に、北川さんが谷原章介さんと組んだ劇場作品『ハンサム★スーツ』(2008年11月公開予定)の公開を機に、なんとか『モップガール』のDVD化に向けて士気を高めたい、という願いから立てられた企画です。なお、私は加藤実秋先生の原作『モップガール』をまだ読んでおりませんので、原作とドラマの相違点などについては、ほとんど確認できていません。ごめんなさい。読んでからまたやります。まあしかし能書きは、今日はもういいや。どーんといくぞ。
北川景子さん、22歳の誕生日、おめでとうございます。

金曜ナイトドラマ『モップガール』(全10話)(おはなし)12年前のある雨の日。小学3年生の長谷川桃子は、登校の途中、バイクに轢かれそうになったところを、知らない女の人に助けられた。だがその女の人は、桃子を救った代わりに自らの命を落としてしまった。絶命する寸前の彼女に触れた桃子は、ふいに得体の知れない耳鳴りに襲われる。その時、桃子はこの人から不思議な能力を受け継いでしまったらしい。そして現在。葬儀会社「リトル・エンジェルズ」で働くようになった21歳の桃子のなかで、その不思議な力がめざめる。死者の生前の思いがこもった遺品に触れると、彼女は自分の意志にかかわらず、その死者が生きていた1日前に、時空を越えてジャンプしてしまうのだ。「死んだ人の遺品に触れた瞬間、時間が戻るようになったのは、葬儀社の特殊清掃課に異動した時からだ。自分が何とかしなければ、目の前の人が死ぬ。そんな現実を突きつけられて、私は、死んだはずの人を過去に戻って助けてた。時間が戻るときだけ、予兆のように耳鳴りがする。あの女の人が目の前で亡くなった時を思い出す。今、私のまわりで何が起きているのか、また時間が戻ることがあるのか、私は何も分からずにいる」(第3話冒頭より)エピソード早見表 (放送日・視聴率は関東地区のもの)

制作者 制作:テレビ朝日・東宝/チーフプロデューサー:桑田潔(テレビ朝日)/プロデューサー:中川慎子(テレビ朝日)、神戸明・佐藤善宏(東宝)/ラインプロデューサー:壁谷梯之(泉放送制作)/原作:加藤実秋「モップガール」(小学館)/脚本:真柴あずき(演劇集団キャラメルボックス:第1話、第4話)・荒井修子(第2話〜第3話、第5話〜第10話)/演出:片山修(第1話、第2話、第5話、第7話)・常廣丈太(第3話、第4話、第6話、第9話、第10話)・池辺安智(第8話)/カメラ:伊澤昭彦・小川信也/照明:青木義男/編集:新井孝夫/音楽:吉川慶/主題歌:ERIKA「Destiation Nowhere」
出演者 長谷川桃子 :北川景子 /大友将太郎(葬儀会社リトル・エンジェルズ社員):谷原章介/若山朗 (葬儀会社リトル・エンジェルズ社員):高岡蒼甫/中村環 (リトル・エンジェルズのアルバイト女子高生):渡辺夏菜/片岡未樹(リトル・エンジェルズ経理): 池津祥子/東重男(リトル・エンジェルズ社長):佐藤二朗/大河内日奈(桃子の親友):浅見れいな/横内淳(警部補):マギー/里見麗子(ノートパソコンの女刑事):花形綾沙/葉月涼子(大友の昔の恋人) :堀まゆみ/長谷川隆冶 (長谷川ウィリアムズ記念総合病院院長、桃子の父):本田博太郎/長谷川圭吾(長谷川ウィリアムズ記念総合病院医師、桃子の兄) :林泰文
EP:01 2007年10月12日放送 脚本:真柴あずき 演出:片山修 視聴率:10.2%
物 語 希望していたウエディング・プランナーの仕事に就職できた桃子。だが生来のドジで、初日から披露宴会場でウエディングケーキに顔を突っ込む大失敗。とうとう系列の小さな葬儀会社「リトル・エンジェルズ」に異動させられる。初日から遅刻し、上司となる大友にどなりつけられているところへ、警察から連絡がある。銀行強盗現場の清掃と、警察に射殺された犯人の遺体処理の依頼だ。これが桃子に与えられた「特殊清掃課」の業務なのだ。大友にどやされながら初仕事に取り組んでいた桃子は、警察の霊安室で、強盗の遺体を見て愕然とする。それはつい先日にも会ったばかりの高校時代の恩師、平松先生(小倉久寛)だった。優しい先生がなぜ強盗を?混乱しながら先生の遺品に触れた桃子は、とつぜん耳鳴りとめまいに襲われ、気がつけば、初出勤に出る前の朝のアパートにいた。桃子は時間を1日逆戻りしてしまったのだ!何がなんだか分からないが、とにかく、今ならまだ先生を説得できるかも知れない。だが、飛び出してはみたものの、方向音痴の桃子には銀行の場所が分からない。慌ててリトル・エンジェルズに電話をかけ、大友に道を聞こうとするが、まだ桃子のことなど知らない大友に、イタズラ電話扱いされてしまう。しかし、大友が領収書を操作して経費をネコババしている事実を知っている桃子は、そのことを告げて無理やり大友の協力を取り付けるのだった。はたして桃子は強盗を未然に防ぐことができるのか……。
備 考 *プロローグに出てくる少女時代の桃子役に美山加恋。*まだリトル・エンジェルズに就職する前に、桃子は偶然、外人女性とデートしている大友と出会う。改めてみると、そのシーンで桃子が、タイムリープの兆しとなる「耳鳴り」を感じている描写がある。桃子の不思議な力の目覚めは、葬儀会社に就職したことと同時に、大友と出会ったこととも関係しているのだ。*小倉久寛の「しかしあの長谷川がもう21かぁ」というセリフで、桃子の年齢が明らかになる。原作の22歳より1歳若くしたのは、北川景子の実年齢に合わせたのか。*凄いのはオープニングタイトルで、なんと本編が始まって15分近く経ってから始まる。*そのオープニングタイトルに「協力 新日本プロレス」と出る。桃子の部屋にあるダンベルやウェイトリフティングの器具は、新日の提供らしい。桃子はマッチョマニアで、マッチョな男にはけっこう簡単にあこがれる(第5話には棚橋選手が登場)。
今週のケイコ <ビジュアル>オープニングでいきなり顔面ケーキの荒技。さらに回想シーンで女子高生姿を披露。ツインテールにハイソックス。泣き顔がかなり凄いことになっている。<会話ボケ>会話の中に桃子の天然ボケが本格的に出てくるのは第2話からで、この第1話では、むしろゲストの小倉久寛がその役回りを演じている。「息子さん、おいくつでしたっけ?」「35、いや6だったかな」「何の仕事しているんですか」「そりゃあれだよ、今流行の、ET」「ITですか?」/(銀行強盗に入る前に散髪屋で髪を染めて)「これでおれもキンパツ先生だ」(このエピソードのオンエア日の前日、2007年10月11日に、『3年B組金八先生』第8シーズンの第1話が始まっている)<モップ>初仕事で銀行強盗が射殺された現場の後始末にモップを使用。およびエンディングでトイレ掃除。
EP:02 2007年10月19日放送 脚本:荒井修子 演出:片山修 視聴率:10.7%
物 語 セレブ婚を目前に控えた人気モデルの城之内綾乃(酒井彩名)が、披露宴を予定していたホテルでの取材中、自室で何者かがしかけた毒入りチョコレートを食べて殺害される。たまたま案内係の手伝いに駆り出されてその場に居合わせた桃子は、彼女が結婚式のために準備していた遺品のブーケに触れた瞬間、また時間を1日ジャンプして、その日の朝まで戻る。相変わらず分けがわからないながらも、桃子は再び、いやがる大友を無理やり協力させて、綾乃の命を守ろうと奔走する。だが、関係者をつかまえては話を聞いていくうちに、実は綾乃はフィアンセの会社社長と不仲だったとか、彼女の結婚を妬むストーカーがいたとか、怪しい情報が次々と明らかになる。果たして毒入りチョコレートを仕込んだのは、花婿か、ストーカーか、それとも……。
備 考 *冒頭で桃子のお兄ちゃん(林泰文)とお父さん(本田博太郎)が初お目見え。父は大病院の院長で、兄はそこに勤める医者である。医者の娘が葬儀屋をやっているとは、とても言えない桃子。*ゲストの酒井彩名の使用人役で松田賢二が登場、相変わらずの怪演で、二段構えの馬鹿馬鹿しいオチをきっちり締める。
今週のケイコ <ビジュアル>父の病院で階段を落ちそうになり、マッチョな花屋さんの清島徹(浜田学)にお姫様抱っこをされる。<会話ボケ>(桃子)「ヘクトパスカルが!」(大友)「それを言うならエクトプラズムだろうが!」/(桃子)「相手を殺すなんて愛情じゃない。そんなの、ただのエコロジストです」(大友)「それを言うならエゴイストだろう!」<モップ>第2話にして、早くもモップは出てこない。
EP:03 2007年10月26日放送 脚本:荒井修子 演出:常廣丈太 視聴率:11.8%
物 語 汚職事件の嫌疑をかけられた美貌の国会議員、根岸小百合(宝生舞)は、自らの無実をマスコミに訴える記者会見を開くが、その席上、落下した照明に頭を強打し、絶命する。照明を吊していた金具には遠隔操作の仕掛けがあり、警察は、同じ選挙区で犬猿の仲だった先輩議員の西園寺蘭子(片桐はいり)の仕業ではないかと疑う。桃子は現場を清掃中、小百合の落とした議員バッジを拾い、タイムリープする。そしてまた大友を無理やり協力させて、政治家が密談に利用する料亭に仲居のふりをして侵入、事件の背後をさぐりながら、西園寺蘭子が根岸小百合を殺さないよう見張るのだが……。
備 考 *桃子の部屋には、彼女が自分の力の謎を解明するために読んでいる本が何冊か積んである。『タイム・シップ』(スティーヴン バクスター、中原尚哉訳、ハヤカワ文庫SF)H.G.ウェルズの『タイム・マシン』へのオマージュとして書かれた続編。/『タイムトラベラーズ・ワイフ』(オードリー・ニッフェネガー、羽田詩津子訳、ランダムハウス講談社)主人公は、自分の意志とは関係なく、勝手に特定の時間に(しかもターミネーターのように素っ裸で)タイムリープしてしまうという、ちょっと桃子に近い設定。/『きみがいた時間 ぼくのいく時間 タイムトラベル・ロマンスの奇跡』(梶尾真治、朝日ソノラマ)短編集。表題作は「クロノス・ジョウンター」という未完成のタイムマシン(数年前の過去に、ほんのわずかな間しかとどまることができず、しかもその時間が終わると、元の時空ではなく、近未来に飛ばされてしまう)をモチーフにした作品で、このクロノス・ジョウンターものの別の作品が『モップガール』第1話と第4話の脚本家、真柴あずき(演劇集団キャラメルボックス)によって舞台化されている。*シリーズ恒例の、警察の横内警部補との会話で、桃子の出身地が明らかになる。「君、綺麗な肌をしているね。さては秋田出身の秋田美人」「いえ、祖師ヶ谷大蔵です」祖師ヶ谷大蔵は、円谷プロ砧社屋があった場所だ。ウルトラマンと同郷である。*大友の携帯には桃子の番号が「ウザ桃」と登録されている。*ドラマ内のテレビで放送されていたバラエティ番組で「牛丼大食い対決」をやっていて、テレビ朝日の堂真理子アナが安田大サーカスのクロちゃんに勝つ。*この回も、第1話に次いでオープニングタイトルまでの時間が長く、およそ12分。
今週のケイコ <ビジュアル>仲居。今回はわりと長時間コスプレが楽しめる。冒頭の妄想シーンではお金持ちにクルクル帯を解かれて「あ〜れ〜」。<会話ボケ>(桃子)「でも議員さんて、オショクジケンもらっただけで騒がれちゃうなんて、なんか大変ですよね」(一同)「は?」(桃子)「あ、いや、あのオショクジケンて、あの、ごはん食べる券じゃ…」(若山)「バーカ、メシの券じゃねえよ。これは汚職事件。(テレビの字幕を指さし)見りゃ分かんだろう」(桃子)「ホントだ…」(大友)「すごいねー。アホの天然記念物だねお前は」/(旅館に忍び込んだのが見つかりそうになって、従業員更衣室のロッカーに隠れる二人、桃子)「プリンセス・テンコーになった気分です。あの幽体離脱の」(大友)「それを言うなら大脱出だろうが」(桃子)「あ、リラクゼーション」(大友)「イリュージョンだバカ」「漢字と横文字が苦手で…」<モップ>宝生舞の事故が起こった記者会見会場をモップで清掃。
EP:04 2007年11月2日放送 脚本:真柴あずき 演出:常廣丈太 視聴率:9.7%
物 語 テレビでストーカー殺人が報道される。ライトノベル作家、塚田浩平(坂本真)が、メイド喫茶に勤める美少女、品川真理(小出早織)を執拗につけ回したあげく無理心中をはかり、二人とも死んでしまったという。桃子たちは塚田容疑者の葬儀を担当することになる。塚田の実家で遺品であるチェスの駒に触れ、またしても過去にさかのぼった桃子は、何とか塚田にストーカー行為を止めさせようと、編集の仕事をしている親友、日奈(浅見れいな)のつてを借りて塚田に接触をはかる。が、見るからにオタクの塚田にドン引き。それでも彼を犯罪に走らせまいと、被害者の勤めるメイド喫茶にまで潜入する桃子だが……
備 考 *北川景子がメイド喫茶に潜入し「お帰りなさいませご主人様」と言うシリーズ最大の問題作。撮影ロケは秋葉原のメイドカフェ ぴなふぉあ1号店で行われ、衣装もそこの店員の服が使われた。胸元のリボンがちょっとマーズ。*桃子の携帯に大友は「外人まにあ」として登録されている。大友は外人専門のプレイボーイである。*ストーカーされる真理の彼氏役にホースオルフェノクの泉政行。
今週のケイコ <ビジュアル>メイド喫茶の店員姿。着替えたときの、役作りか本音か分からない北川さんのしょっぱい顔が最高である。時間は短いが、お宝映像であろう。<会話ボケ>(桃子)「大友さん、ばんがりましょうね」(大友)「ああ、ばんがればんがれ……バカがうつった!」/(大友)「ストーカーってのはそんなもんだろう。想っても想っても自分のものにならない、だったらいっそ殺してしまえって考える。ジョン・レノンの事件がいい例だろ」(桃子)「ジャンレノは生きてますよ」(大友)「(あきれて)……ですよねー」/(大友)「お前あれだな、競走馬みたいな奴だな」(桃子)「え、飲んでないですよ強壮剤なんて」<モップ>クライマックス。ビルの屋上で、たまたまそこにあったモップを武器にホースオルフェノクに戦いを挑む。
EP:05 2007年11月9日放送 脚本:荒井修子 演出:片山修 視聴率:9.8%
物 語 大津和明 (橋本さとし)は、桃子の上司、リトル・エンジェルズ社長の東(佐藤二朗)の幼なじみで、子供の頃から張り合ってきたライバルだ。最近は東の向こうを張って葬儀屋を開業し、「人生最後のショーを演出する」派手なセレモニーを売り物にシェアを伸ばしている。顧客を横取りされた社長は彼と口論するが、その直後、大津は死体となって発見される。殺人容疑をかけられた東社長は、しかし「大津の葬儀をウチでやってくれ」とだけ言い残して警察に出頭する。疑問を感じながらも、言いつけを守って大津の遺品を引き取りに行った桃子は、また例によってタイムリープするが……。
備 考 *タイムリープしても、死ぬべき運命の人を救えなかった前回に続いて、今回も直接の上司が殺人容疑をかけられるというプロットで、比較的シリアスモードで話が進行する。*東社長が警察に出頭した後、リトル・エンジェルズの社員たちは、東に対するそれぞれの想いを告白する。桃子の同僚たちの来歴が少し明らかにされる。*リトル・エンジェルズ経理の片岡未樹(池津祥子)が1980年代風のワンレン・ボディコン姿を披露する。この回以降、彼女のキャラクターはパワーアップしていく。*また東社長も、若い頃は原宿で竹の子族をやっていたらしい。*冒頭、バッティングセンターで球を打つ桃子の隣に、なぜか新日本プロレスの棚橋弘至選手がいて、筋肉マニアの桃子を喜ばせる。が、見とれていた桃子の顔面にボールが直撃*ラストに桃子のパパとお兄ちゃんが再登場。
今週のケイコ <ビジュアル>ラストで、ラップオヤジの大津に対して、なぜかカンフーのポーズ。<会話ボケ>(未樹)「桃子ちゃん、このデータ入力して、桃子ちゃん」(桃子)「あ、あの私、五目チャーハンで」(大友)「さっき食ったろ!」/(大友)「ほら来いパー子」(桃子)「私は林家ぺーの妻じゃないのであります!」(大友)「バカ!クルクルパーのパー子だバカ。来い」「<モップ>モップの使用なし。
EP:06 2007年11月16日放送 脚本:荒井修子 演出:常廣丈太 視聴率:10.6%
物 語 実は女優志望だった経理の片岡未樹に無理やり連れられ、ドラマ「荒海のバイキング」のオーディションに参加じた桃子は、そこで元グラビアアイドルの安住明日香(佐藤仁美)と出会う。明日香はプライド高い「女優」だが、まったく売れない。オーディションにも、未樹や桃子と同様、落ちてしまう。その夜、明日香は地下の駐車場で殺される。ゴシップカメラマンの島岡(山本剛史)がとらえた現場写真では、犯人は都市伝説を地でいく謎の通り魔「鎌男」に扮していた。現場を清掃中、桃子は明日香の遺品を拾い、オーディション会場へと時間を逆戻りする。明日香の命を救うことはできるか。カメラマンの島岡はなぜ「鎌男」の写真をスクープできたのか、そして「鎌男」の正体は……?
備 考 *「荒海のバイキング」のオーディションを仕切っているのはプロデューサーの「神谷信一」(諏訪太朗)。監督らしき人は黒澤明ならぬ「黒田明」。こちらを演じているのは谷津勲。声優として、多くの特撮番組のヒーローや悪役の声を当てている。ウルトラセブンの欠番エピソード、スペル星人の声はこの人。*落選した桃子たちが入るケーキバイキング「七つの海を食べつくせ」で店内にかかっていたBGMは「ケーキ屋ケンちゃん」*カメラマンの島岡と会ったあと、公園の階段を降りながら大友と桃子が口論する場面で、白黒ブチの猫が画面を横切る。実写版Act.23のAパートでも、退院のお礼参りに火川神社に来たナナちゃん母娘とレイが話す背後を猫が横切っていた。北川景子にはロケ現場で猫を呼び寄せる何かがあるのか?*鎌男の正体が判明するクライマックスは、暗い地下駐車場を舞台に、手持ちカメラで撮影しているうえ、大友が謎解きをするシーンの演出なども凝っている。*前半、桃子は事件の手がかりをつかむために横内警部補を訪ねる。取調室でカツ丼を奢ってもらいながら話しているうちに、つい「私、横内さんしか頼れる人いないんです」と言ってしまい、横内警部補は、これを桃子の告白と勘違いする。しかも事件解決後には振られる「ごめんなさい。オレが一人に絞ると、五反田のカナに、西日暮里のアヤ、そして錦糸町のミルが悲しむことになるんだ」ぜんぶキャバクラ嬢。
今週のケイコ <ビジュアル>オーディション会場で、見せる芸がなくてボディビルのポージングをやってみせる。<会話ボケ>(明日香)「あんた、イングリッド・バーグマンの墓碑銘に何て書いてあるか知ってる?」(桃子)「いやーハンバーグのことはちょっと詳しくなくて」/(大友)「えっ、鎌男が人を殺した?了解です。おい、行くぞ」(桃子)「いや、でも私、実はレトルトって苦手で」(大友)「それを言うならオカルトだろう!来い」/(横内)「ま、島岡がキーマンてとこかな」(桃子)「ピーマンはどうでもいいですよ」/(大友)「オレの目を見て嘘をつける女はこの世に存在しない」(桃子、大友の目を見ながら)「大友さん、私じつは火星から来たんです。瞬間的にパーテーションして」(大友)「それを言うならテレポーテーションだろうが!」/(明日香)「女流画家のローランサンの詩にこうあったわ。死んだ女より、もっと哀れなのは、忘れられた女、ですって」…(去っていく明日香)…(桃子)「大友さん…」(大友)「ん?」(桃子)「ローランさんて、誰ですか?」(大友)「ローランさんじゃなくて、ローランサンだよ、フランスの女流画家の」(桃子)「ああ、あれね、あれだ」(大友)「おまえ本当に知ってんのか?」(桃子)「すいやせん。知ったかでした。てへっ」<モップ>殺人現場にモップを持って登場。そのあと清掃を始めるまで、モップ所有時間はけっこう長い。
EP:07 2007年11月23日放送 脚本:荒井修子 演出:片山修 視聴率:9.8%
物 語 名門私立として知られる有望台高校の女子生徒、佐伯亜衣(尾高杏奈)が殺された。容疑者はなんと、その高校で化学を教えている小泉先生(村杉蝉之介)である。小泉先生は、学内にビデオカメラを仕込んで女子生徒を盗撮していたのを亜衣に見つかり、告発されていたというのだ。亜衣の遺品のプリクラに触れた桃子は、時間を1日さかのぼり、大友の力を借りて、見学者の振りをして学校内へ忍び込む。しかしそこで、死んだ亜衣が、実は盗撮教師をゆすって多額の小遣い銭を貢がせていたこと、さらには学校一のイケメン男子生徒(山口翔悟)に関係を強要し、妊娠したと称してつきまとっていたことなどを知る。桃子は亜衣の命を狙う犯人を突き止め、事件を未然に防ごうとするが……。
備 考 *21歳で女子中学生に変装する北川さんも北川さんだが、イケメン男子生徒役の山口翔悟も当時24歳である。*桃子が出勤すると、東社長が、故障した電気ヒゲ剃りを手に「あれ、これ剃れない」と繰り返しぼやいている。佐藤二朗のブログ(2007年11月23日)によると、並行して収録していた『医龍2』の役作りでヒゲを剃れない佐藤が困っていたら、演出の片山修が即興で加えたセリフだという。*大友の助力を求めようと携帯に直接コールして無視された桃子は、すかさず大友がくつろいでいるエステサロンの受付に電話して、「外国人女性からの呼び出し」を装ってまんまと大友を釣り出す「適当に英語っぽいことを話していたら、外国人だと思われることに成功しました。まあちょっとした頭脳プレーです。てへっ」大友との会話で桃子の「てへっ」が定着するのは、前回ラストと今回からなのだ。*荒廃した名門校の内部事情を知った大友と桃子の会話「教師ってのも大変な商売だよなあ」「私には絶対無理です」「安心しろ、おまえは絶対に採用されないから」いま北川さんが『太陽と海の教室』をやっていることを思うとちょっと楽しいセリフですね。*音楽室に潜んでいたところへ生徒たちが入ってきたので、桃子はピアノを弾いてその場を取り繕う。曲はゾイサイトのテーマのひとつ、ショパンの「革命」である。*事件は一件落着だが身体はボロボロで寝込んでいる桃子のために、親友の日奈が作ってくれたのは「青汁納豆おかゆ」。*ラストシーンで、その日がかつての交通事故の日であることを思い出した桃子は、自分を救った代わりに命を落とした女性を弔うため、事故現場の交差点に花をささげる。ちょうどその頃、大友もまた、墓地で、とある墓に花をささげている。「十三回忌か…」桃子の命を救った女性は、大友のかつての恋人だった。
今週のケイコ <ビジュアル>学校に潜入するために、青森から見学に出てきた父娘に扮する大友と桃子。大友は山高帽に丸メガネに付け髭、蝶ネクタイにステッキの紳士風、そして北川さんは黒縁メガネに三つ編み、肩掛けカバンのセーラー服だ「第三中学3年B組、桃園姫子だす」校外に出てからもコスプレのまま事件の捜査を続行し、最後は犯人を追いかけ「マッスルアタ〜ック!」。<会話ボケ>(日奈)「私、今日から加圧トレーニングに通って、アンチエージングに励むから」(桃子)「アンチジャイアンツ?」/(桃子)「何であの子だけ制服着てないの?」(環)「親が学校にめちゃくちゃ寄付してるみたいですよ。お父さんが世界的な商社のプレジデントなんです」(桃子)「プレイメイト?」/(大友)「ここに入り込むことくらい楽勝じゃねえか」(桃子)「いやー、何か最近は不審者が多いからとか言って、キャパシティが厳しくて」(大友)「キャパシティねえ、それを言うならセキュリティだろうが!」/(桃子)「先生、亜衣さんと話すのは少し待っていてもらえませんか。亜衣さんのことは、私におかませください」(小泉先生)「おかませ?」/(桃子)「恋愛って、マロニー通りにはいかないんですね」「それを言うならセオリー通りだろう」<モップ>桃子はモップを持たないが、女子生徒たちがモップで小泉先生をいじめる。
EP:08 2007年11月30日放送 脚本:荒井修子 演出:池辺安智 視聴率:10.4%
物 語 桃子と大友は、桃子の親友の日奈が雑誌編集をやっている縁で、ベストセラー恋愛小説家の早乙女愛二郎(加勢大周)の新作完成記念パーティーに出席することになり、別荘に招待される。しかしパーティーの最中、早乙女は自室で何者かに刺殺されてしまう。早乙女の万年筆に触れて1日過去に戻った桃子は、大友と、早乙女を恨んでいるのは誰かを調べる。パーティー参加者で怪しげなのは、かつて早乙女と共に「博覧強記会」なる作家クラブを作っていた同業者たちである、SM官能小説家の縄縛鬼介(蛭子能収)は妻を早乙女に寝取られたと恨んでいるし、ミステリ作家の多賀城綾彦(六角慎司)は、早乙女の妨害で文学賞が取れなかったと思い込んでいる。そして少女小説家でレズビアンの轟可憐子(高久ちぐさ)は、自分の「恋人」だった柚原曜子(原史奈)を、早乙女に奪われてしまった。はたしてこの中に早乙女の命を狙う犯人はいるのか……。
備 考 *オープニングタイトルは本編開始およそ16分後。これがシリーズ中で最長のアヴァンか。*早乙女愛二郎の代表作は『その時は彼女にグッバイ』。ちらりと出てくる本の帯には「映画化決定 監督:平山雄二」とある。ちなみに、北川さんの出演した『そのときは彼によろしく』(2007年6月)の監督は平川雄一朗である。大友の説明によると、『その時は彼女にグッバイ』はケータイ小説の書籍化で、100万部を記録したそうだ。映画『Dear Friends』(2007年2月公開)の原作がケータイ小説で、60万部を超えるベストセラーだったことは言うまでもない。*早乙女は万年筆の手書きで原稿を書いているらしい。「僕はずっとこのスタイル」って、ケータイ作家なのに。*レズビアン少女小説家の轟可憐子を演じた高久ちぐささんは、その後、映画『クリアネス』に出演している。泉里香も出たというあの映画だ。*早乙女の恋人、曜子を演じた原史奈はとってもきれいだね。ミュージカル版と実写版とひっくるめて、古典的な美人度指数が一番高いマーズとセーラームーンの競演である。*次回予告の前に、ERIKAの主題歌CDプレゼントの応募アナウンス。最後は「ご応募お待ちしております。てへっ」かわいい。
今週のケイコ <ビジュアル>早乙女の別荘に招待された桃子は「お隣さんに借りてきた」服でドレスアップして、ジュディ・オングの「魅せられて」をBGMに舞う(ロケ地は芝区の「こども平和塔」)。タイムリープ後は、ロリコンのミステリ作家から話を聞き出すために、幼女コスプレで一緒にままごとをする。黄色い園児服にツインテール。アニメ声でしゃべり、リコーダーを吹く(大友はSM作家に縛られる)。ラストにレズビアン作家、可憐子とのキスシーンあり。<会話ボケ>(早乙女)「ああ、失礼、彼女は柚原曜子さん。僕のミューズだ」(桃子)「シューズ?」(大友)「バカ、ミューズだ。女神ってことだ」/(可憐子)「私は轟可憐子(とどろき・かれんこ)。よろしく」(桃子)「カレー粉?」/(大友)「早乙女先生は?」(陽子)「博覧強記の会の先生方に飲まされてしまった、とおっしゃって、お部屋にお休みに行かれたようです」(桃子)「ハレンチ教師?」/(可憐子)「事実は小説よりも奇なり。ま、我々にとってはとんだファム・ファタルだったわけだ」(桃子)「ハム、太い?」(大友)「famme fatal、男を破滅に導く運命の女ってことだよ」<モップ>早乙女の別荘で部屋を案内された桃子が、部屋の隅の扉を開けると、中に放り込まれていたモップが倒れて桃子の顔へ。「またモップか。なんかヤな予感」予感は的中、桃子は事件現場の後始末をすることになる「また今日もモップか」
EP:09 2007年12月7日放送 脚本:荒井修子 演出:常廣丈太 視聴率:9.2%
物 語 関東刀心会の組長、北濱一刀(葛山信吾)が、雇われスナイパー(螢雪次朗)に狙撃された。桃子の父親が経営する「長谷川ウィリアムズ記念総合病院」に入院した北濱だが、突然、この機会に自分の生前葬を行なおうと、リトル・エンジェルズに依頼を出す。実は彼は末期の胃癌であり、本人もそのことを自覚していたのだ。すでに症状は重く、桃子が付き添いを始めた翌日、北濱は還らぬ人となる。遺品の腕時計に触れた桃子は、またしても1日、時間をさかのぼる。だが今回は桃子にも北濱の死を止めることはできない。何のために自分が過去に戻ったのか分からず、とまどう桃子は「桜子、会いたかった…」という北濱の最後の言葉を思い出す。せめて死ぬ前にその思いを遂げさせてやろうと、桃子は病院から北濱を連れ出し、生涯愛したかつての恋人、桜子(石田ひかり)に会わせる決意をする。大友の力を借り、主治医である兄、圭吾(林泰文)も道連れに、救急車で病院を脱出する桃子。はたして北濱の命尽きる午後4時までに、願いを叶えてやることはできるのか……。
備 考 *冒頭の銃撃戦は、ひところVシネなどで腐るほど流行ったジョン・ウー監督『男たちの挽歌』のタッチである。北濱を襲う暗殺者は新大久保のゴルゴ13ことルーク本郷(螢雪次朗)。口癖は「俺の後ろに立つな」*オープニング・タイトルは本編開始14分後。*元暴走族だったというリトル・エンジェルズの若山朗(高岡蒼甫)が、その特技を活かして救急車をぶっとばす「いっぺん運転してみたかったんだよなあ」 *北濱の付き添いが「長谷川桃子」であると聞いた院長(桃子のパパ、本田博太郎)は、北濱の側近、相田(梨本謙次郎)に尋ねる「長谷川桃子。それは、落ち着きが無く、要領の悪そうな、二十歳そこそこの、長谷川桃子でしょうか?」*冷静沈着に見えるパパだが、実は桃子の父親にふさわしいボケっぷりもしばしば見せる。相田が「敵対する組のスナイパーが組長の命を狙っているのが心配で」と言えば「スパイナー?」と聞き返し、電話が鳴れば受話器と間違えてバナナを取り上げる。*葛山信吾と石田ひかりは同い年で当時35歳。回想シーンで不良とお嬢さんの高校生カップル姿になる。私は大丈夫でした(何が?)。
今週のケイコ <ビジュアル>同僚から、抗争中のヤクザの組長の付き添いなんて、いつ敵が殴り込みをかけてくるかも分からない、などと吹き込まれた桃子は、「極道の妻たち」をお手本に、黒い和服で「なめたらあかんぜよ」とタンカを切る練習をする。実際には、病院では介護用の白いエプロンに白頭巾の姿を披露。パパとお兄ちゃんに見つからないように白マスクである。<会話ボケ>(東社長)「桃子ちゃん、ごめんね。なんかさぁ、凄い迫力でさ、断りづらくてさあ」(桃子)「いえ、私も断る勇気なかったですから。とにかく、ばんがります」(大友)「ああ、ばんがればんがれ」/*ここから先はお兄ちゃんが加わることで、桃子のボケにもターボがかかる。(お兄ちゃん)「ただでさえ葬儀社で働くのは反対なのに、お父さんが知ったらおかんむりだよ」(桃子)「え、うかんむり?」(お兄ちゃん)「え、うかんむりだっけ?」/(桃子)「行きましょ北濱さん、二度と桜子さんに会えなくなってもいいんですか、北濱さん」(北濱)「しかし、この身体じゃ…」(桃子)「私に、おかませください」/(大友)「まさかこいつが院長の娘だとは…」(桃子)「てへっ」/(大友)「メシ買ってきたぞ」(桃子)「いただきまーす」(ハンバーガーばかりなので、お兄ちゃん)「あーっ、僕どれも食べられないなぁ」(桃子)「お兄ちゃん、オバタリアンなんですよ」(お兄ちゃん)「それを言うならベジタリアン。まったく桃子はひょっとこちょいだな」(桃子)「あ〜あ」(大友)「あの…それを言うなら、おっちょこちょいでは?」(お兄ちゃん)「えーっ、僕ずーっとひょっとこだと思ってた」(桃子)「私もー。あはははは、やだなお兄ちゃーん」(お兄ちゃん)「桃子だってー。あはははは」(大友)「はははは……家系か」(その後、桃子のパパも「ひょっとこちょい」と言っていることが判明)/(北濱)「桜子の両親は、俺たちを引き離すために、ピアノのレッスンだといって、彼女を無理やり留学させると言いだし…で」(桃子&お兄ちゃん)「ああ、抜け駆けかあ」(大友)「駆け落ちです」<モップ>モップはまったく出てこない。
EP:10 2007年12月14日放送 脚本:荒井修子 演出:常廣丈太 視聴率:9.4%
物 語 リトル・エンジェルズに、一人娘のつらら(奥山志紀)を連れたカリスマホスト、新藤雪弥(阿部力)が、妻の三回忌の打ち合わせにやってくる。その場に居合わせた桃子の親友で編集者の日奈(浅見れいな)は、ホストクラブの取材を依頼し快く承諾される。日奈は桃子を無理やりつき合わせてホストクラブに行くが、その夜、携帯で何者かの呼び出しを受けた雪弥は、店を出た繁華街の裏路地で、仮面をかぶった謎の人物に刺されて命を落とす。悲鳴を聞きつけて犯人を追いつめた桃子も、腹を深く刺され、瀕死の重傷を負ってしまう。病院に運び込まれた桃子は、もうあと僅かな命だった。だが、雪弥の娘つららが、死んだパパの遺品となったお守りを桃子の手に握らせた瞬間、桃子は1日前にタイムリープする。今度は他人の命だけではなく、自分の命も危機にさらされている。雪弥を狙う犯人は誰か。雪弥の独立を阻もうとするホストクラブのオーナー、流川(松永博史)か、それとも雪弥に婚約者を奪われたと逆恨みしている会社員の望月(皆川猿時)か、それとも……。
備 考 *オープニングタイトルまでは12分。*回想シーンによって再構成できる「13年前の出来事」はおおむね次のとおり。葉月涼子(堀まゆみ)は、タイムリープ能力で桃子がバイク事故で轢かれる運命にあるのを知って、それを食い止めようとするが、恋人の大友に引き留められる「お前はなんでいつも危険なことばかりするんだ。妙な事件に首を突っ込んでみたり、殺人事件の現場に居合わせたり」。けれども涼子は「話しても分かってもらえないと思う。時間がないの。あたしが行かないと人が死んじゃう。ごめん将太郎。必ずやりとげて戻ってくるから」と言い残し、大友を振り切って雨の中を飛び出していく。涼子は桃子を救うが、代わりに自分がバイクに轢かれる。意識を失う前に、涼子は助けた桃子に告げる「大丈夫、怖がらないで。あなたなら、きっとできる。自分を信じて、未来へ進んで。最後に選ぶのはあなた。自分の道を切り開くの」そうやって、桃子に自分の能力を託す。涼子が運び込まれた病院に駆けつけた大友は、集中治療室の前の廊下で、桃子の父と、父に抱きしめられた少女時代の桃子を一瞥するが、涼子の容態が心配ですぐ治療室の中に入る。しかし治療の甲斐なく、間もなく涼子は絶命する。*雪弥が勤めるホストクラブに、つららがやって来てしまう。桃子はつららを抱き上げて言う「つららちゃんの気持ち、分かってあげてください。私も4歳の時に母を亡くして、父は昼も夜も働いていたんで、つららちゃんの気持ち、分かるんです。子どもは親と一緒にいたい。ただそれだけなんだよね」だんだん桃子が火野レイの成熟した姿に見えてくる。*雪弥がつららを思う気持ちを知り、それでも生活のためにはホストをやらなければならない姿を見て、桃子もこれまで避けていた父に自分から電話をかける「あ、お父さん、桃子です。あのさあ、叔母さんの喜寿のお祝い、私、行くから。いろいろやらなきゃいけないことあるけど、必ずやりとげて、行くから。行けるように私がんばるから」「ん?桃子、何かあったのか」「ううん、お父さん、なんでもない。お父さん、ありがとう。じゃ」ますます桃子が火野レイに見えてくる。*犯人逮捕の際の横内警部補の決めゼリフ「おれもキャバクラを愛する男だ。お前の気持ちは良く分かる。でもな、お前の恋は、しょせん金で買った恋だ!」それを聞いた大友は「すごい説得力だあ」桃子は「経験から来る言葉は、重いですね」
今週のケイコ <ビジュアル>容疑者の一人である保険会社社員と接触するために、なぜか外資系企業の日系人とその金髪妻に変装する大友と桃子。大友はチェックの鳥打ち帽にリボンタイ、桃子は金髪に黒いドレス、白い毛皮のショールという、これはハリウッド風なんでしょうか。<会話ボケ>(日奈)「感激、こんなところでカリスマホストに会えるなんて」(桃子)「カラメルソフト?」/(大友)「雪弥さんはずいぶん金回りがいいんですね」(ホストのミツル)「そりゃー売れっ子キャバ嬢の中根樹里と、女社長の堀込真土香ってパトロン、がっちりつかんでるもん」(桃子)「パチモン?」(大友)「パトロン」/(桃子)「あ、あの人、雪弥さんのパチモンの堀込真土香さんですよ!」/(桃子)「生きてください。大友さん。お願いします。いつもお願い聞いてくれますもんね。こんなところで死んじゃったら、大友さん成仏できないで、ヘクトパスカルになっちゃいますよ!」「それを言うなら…エクトプラズムと…」<モップ>新入りホストとしてクラブに潜入した大友と一緒に、開店前の店内をモップで掃除させられる。「ここでも掃除か」

 

  DVD化希望。以上